Q.あなたは90歳まで生きられ、その上、最後の60年間を「30歳の肉体」か「30歳の精神」を保つことができます。どちらを選びますか？

A.30歳の肉体。

精神か肉体か。並列で提示されるということは、そのどちらもが本来衰えるものだからなのだろうと思います。
それでも、私が選ぶのは肉体です。

まだ90歳に到達していないからかもしれませんが、精神を若く、あるいは生き生きと保つのは、心がけの部分も多いのではないかと思うのです。
常に新しいものも取り入れたり、挑戦することを忘れなかったり、素直であり続けることを心がけるだけで、永遠を約束されなくても、ある程度は得られそうな気がしたのです。

さらに言うと、精神と肉体は切っても切り離せない関係でもあると思います。体調が優れなければ気持ちも心なしか弱りがちですし、体に怠けを感じると落ち込んでしまったりもするのではないでしょうか。
そんな結びつきの強い肉体の若さを保証してもらえるのであれば、そうした肉体の精神面への影響をクリアできるような気もしたのです。

「体の自由が利くうちに」という話も聞きますね。
寿命というものがある以上、肉体の衰えは受け入れなければならないものなのでしょう。その時を止められるのであれば、やはり人は願ってしまうのではないでしょうか。