Q19.life.

Q.1年後に死ぬことが分かったとしたら、今の生き方を変えますか? その理由は?


A.変えます。やりたいことを、やりつくすために。

人間あとどれくらい生きるかなんて分からなくて、極端な話、今この瞬間や明日の夕方なんかに命を落とすこともあるかもしれません。
それでもやはり、たいていの人はこの先何十年か、おそらく生き続けるだろうと思って生きてるのではないでしょうか。少なくとも私はそうです。

だから、やりたいことがあったとしても、数十年かのスパンで考えているわけですね。以前のQでも回答しましたが、叶えていないことがあったとして、それらをまだ機が熟していないと考えるのは、経済的な事情だとか仕事の云々だとかもありながら、長いスパンで考えているからでもあると思うのです。やりたいからといって、積み上げたものを突然投げ捨ててやるものでもないと。

ただ、あと1年だと言われてしまえばわけが違います。数十年の中でやる予定だったことを1年に集約しなければならないのですから。いますぐ旅行に出るべきだと思いますし、海の景色を見たり風を浴びたりするべきです。好きな人にはありったけの好きを届けておくべきですし、好きなものにも大切に大切に触れておくべきです。後世に名を残すつもりはないので、社会的な活動はするつもりはありません。好きなことをやって過ごすというのは、ある意味変わらないかもしれませんね。

そんなところでしょうか。


そういえば、伊坂幸太郎さんの『終末のフール』という作中に、こんなセリフが出てきます。
「『明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?』(中略)『あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?』」

学生時代に初めて読んで、ドキリとしたのを覚えています。
死なんて、まだまだ直面したことがありませんでしたからね。
明日死んでもいいように人生を生きるというのは、仕事や何やらできっと難しいこととは思いますが、例えば好きを伝えたり、感謝を伝えたり、自分を信じてあげたりとか、そういったことに関しては、このセリフを度々思い出したいなあと思っていたりしています。

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