ナゴヤVTuberまつり(若干)現地レポ(?) ~リアルタイムコンテンツとしての可能性~

偶然帰省の予定があったので、ナゴヤVTuberまつりに参加してきました。メインの予定ではなかったので全編参加は叶いませんでしたが、一部は現地入りもしてきたので、その空気感なども伝わるといいなぁと思います。前半は初めてイベントに現地参加したオタクの興奮やら感動やらを紡ぎ、後半はVTuber文化のリアルタイム性に触れていこうかと思います。


とりあえず"最高"でした。初っ端から語彙力を失ったオタクになってしまった。何が最高かというと、その会場特有の雰囲気です。過去に現地したことが無かったので、配信とは違う、配信では感じきることができない雰囲気を、肌で感じられたのが最高でした。人が集まるってすごいな!!!

1日目のホロステージ(https://www.youtube.com/watch?v=fqkmBlWHD30 途中参加)、イケボ選手権辺りから参加しました。とりあえず会場の一体感。すごい。会場にいる全員が舞台上の彼女たちを推してるんだぜ?最高じゃん。イケボ選手権で一番好きだった場面はスバルの「ダッダッダッダッ!」会場中笑いの雰囲気でした。イケボの概念壊しに来てる。これがホロライブか。エルちゃんは本業アナの癖に噛むし… これがリアルタイムか。あと、現地民も放送民も感じていたと思うのが、あやめちゃんの出番が少なく感じるという点。ただ、現地で一通りステージが終わった後に聞いた言葉が、「でも百鬼はいるだけで可愛いもんな。」オタク最高だぞっっっっっ!!!!!そういうとこ好き!!!!!正直、これがちらっと聞こえてきただけでも現地にいた甲斐があるというもの。オタクというのは、いかなる時も推しを推せるように解釈して推すから良い。とりあえず、めっちゃ盛り上がってて最高だったということが伝わればOKです!

2日目はRe:AcTステージ (https://www.youtube.com/channel/UC1qSl6q0ZtG_AnFbrC99kaQ) の最後と、ご当地ステージ2全編。個人的に最近の推し上位にRe:AcTが来てて、でも時間ぎりぎりだしな~~~と思いながらスマホで生放送を現地ギリギリまで(歩きスマホにならない程度に)見ながら聞きながら、キョウちゃんの歌直前で現地。ここですごい差を感じました。現地と放送の差がある。存在する。すごい。レオナちゃん歌上手い。わかる。放送で聞いてたけど最高だった。でも現地したキョウちゃんの歌はなんか別の部分の感情が動かされた。歌を聴くと同時に、感じていた。会場の雰囲気が歌を完成させる感覚でしょうか。こればかりは現地しないとわからない。なんというか、放送もあるけど現地にこだわる人たちの感情が少しわかった気がします。場があって、舞台とそれを取り巻く観客が、歌とキョウちゃんと感動を存在させている。

ご当地ステージ2 (https://www.youtube.com/channel/UC1qSl6q0ZtG_AnFbrC99kaQ) は、ホロステージやRe:AcTステージほど混んでいなかったものの、それはそれでアットホームで愛のある空間ができあがっていました。舞台上の4人はご当地愛を語り、それを見届けるはVへの愛を語れる人たち。世界が愛でできている… あと、ご当地ステージ両編通してなのですが、司会の運びが上手い。ゲストが輝けるタイミングが存在している。萌え方言選手権で、1編はよかとちゃんが、2編はういちゃんが連勝した後に、1編は桜玖耶ちゃんが、2編はいのりさんが萌MVPを取ってる。これも愛を感じる。だれかが、もしくはどこかが優遇されるわけではなく、どこでも誰でも皆平等に魅力があって、それを認められるって普通に考えてすごい。正直巡礼したくなった。良いよね… VTuberを始点として、色々な地域が見えるし、地域ごと推したくなるぞ…?


ここからが本題です。VTuberは映像コンテンツで終わらない、リアルタイム性にこそカギがあると思います。アニメでもなく、現実の人でもない2.5次元としばしば指摘されますが、これが非常に核心を突いている。一言でいうと、生きている。これが全てです。Vtuberの動画や配信は、(何も知らない人から見たら)キャラクターが動き、楽しく、時に面白く話をする。歌う、楽器を演奏する。裏では、これらが魂の動きと同期しているわけですが、視聴者はどうなんだ、と。まず、コメントをする。生放送ならリアルタイムチャットもある。猛者はリアイベも現地へ出向く。そして推しを広める。視聴者も生きている。

正味、通常のYouTuberとVTuberって、相手取る対象が違うだけで、そこまで大きな違いはないと思います。配信者がガラス越しか、ステンドグラス越しか、程度の違いかと。ただ、影のオタクにはただのガラスじゃ眩しすぎる。ステンドグラスのように色を変え、夢を見ていたいものです。そして、YouTuberもVTuberも、生きたリアクション、感情、動きなんかを電波に乗せている。ここの元は変わらないはずなんです。失礼を承知で、ドラマやアニメといった継ぎはぎの体と心ではなく、YouTuberやVTuberは生きています。すると何が起きるか。視聴者と一体となることで、初めてそれは完成します。(YouTuberについて浅はかなので、生放送を積極的に行うYouTuberは少ないと仮定して話を進めると、)VTuberにはにじさんじを起点とした、生放送の文化があります。リアルタイムチャットは、生きているVTuberと非常に親和性が高い。コメントとのやり取りの中で配信は完成していきます。リアイベはどうか。現地の反応、歓声具合で終点がガラッと変わってしまうことだって十分にあり得るわけです。現に、それを前提とした内容として組まれていた部分もあります。(選手権系統の企画)

加えて言えば、VTuberの大多数はTwitterを活用します。Vツイッタラーという言葉が生まれるほどです。各々、ツイートできる時間とできない時間があるわけですが、これ、非常に人間味がありますよね。時間考えずに常にツイート吐き出してる方が怖いですよね(botはさておき)。そして、告知などは基本的にTwitterを使って行われます。YouTubeへ、REALITYへ、colonへ、様々なプラットフォームへ飛ぶための起点となっています。このプラットフォームの移動って、現地への移動と捉えられなくもないですよね。その上、Twitterのタイムラインは基本的に一過性で、過去へ戻ることは基本的にありません。リアルタイムで集客し、リアルタイムで移動し、リアルタイムで放送や動画を作り上げていく。これは堪らなく素晴らしいことだと思います。

ところで、どうして視聴者はそこまで熱狂できるか。これは、視聴者がオタクだから、に尽きるのではないでしょうか。オタクは推しが大好きですから、追います。オタクの母数はとても多いですから、集団で追います。オタク同士の推しの推し合いみたいなのもあるかもしれませんね。オタクが推し続ける限り、VTuberは死にません。引退しても、忘れ去られない限り、どこかで生きています。これが2.5次元。ありがとう。

駄文でした。

まとめ:VTuberは、生きている。

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