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一部分しか見えていない写真の話

可愛い!と思った時は、その可愛いものに目が集中して、可愛い物しか見えなくなる。でも、実際に自分が目指している雰囲気や味とは違っても、それそのものが可愛いと感じていると、周りが見えなくなってしまうんだろうな、という気づき。

例えば、淡い写真が撮りたいという気持ちで写真を撮りに行く。でも、目の前にすごくビビッドな色の素敵な赤い薔薇がある。可愛い可愛いという愛でる気持ちで撮る。家に帰って淡い写真が1枚もないことに気づく。私ってなんて写真が下手なんだろうと思う。

本当は、ビビッドな写真が得意なんだと思う。自分の目指している写真とは違うけれど、それは下手なんじゃない。その差を埋めるのって意外に難しいのではないか。

買い物も目の前の「可愛い!」で買い足していくと、一つ一つはすごく可愛いのに、全体で見てなんか違うってことがよくある。最初はいいんだけど、どこかのタイミングで気に入らない。でも実際は、一部の家具とはすごく合うんだよ。多分、物の一部分しか見れていないんだろうな。

もっともっと広い視野で写真を撮りたいし、好みと得意の交錯する場所を探していきたいし、もっともっと好きを深めていきたい。そんなことを思った昨日の夜。

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