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世の中的に、ものの本には仕事パンプスのヒールの高さがこう書いてある「“歩きやすいスタイル”は3cm、“ビジネスシーン”では5cm」と。

しかし、残念ながらいずも脚は綺麗に見えない。3cmはカジュアル感がでてエレガントでない、5cmは中途半端すぎて垢抜けなくなる(まだ3cmやいわゆるフラットシューズの方がエレガントさのあるカジュアルさになるから不思議)。

やはりプロフェッショナル/エグゼクティブな女性の足元には、少なくとも7cm、筆者的には8cmの高さが欲しい。すっと佇むその存在感と緊張感が大事なのだ。

そのことは以前『Precious』の別冊として筆者が監修した「Business Rule Book」でも書いており、そのパートが「Precious.jp」上にも公開されている。

ビジネスルールvol.5 バランスのとれたシャープ感が命
スーツスタイルの仕上げは美麗なビジネスパンプスで!

身長162cmの筆者が、仕事用に履いているパンプスの高さを、先日片っ端から測ってみたところ、全て8~9cm。7cmというものは皆無、思い返すと、手にしては「うーん、いまひとつ・・・」と戻してしまうのが7cm、そして、履いていても「ちょっと低いかな」と感じるのが正直なところだ。

世にまかり通っている、”753の法則”  は、知らないよりは良いけれど、それを元に自分で試すことが前提、それを間に受けてはいけない。それも当然、人はそれぞれ身長も、骨格の大きさも、肉付きも違い、いろいろなバランスの人がいるのだから。

そこで、より自分に合いやすいハイヒールの高さを算出できる計算式をご紹介。

「身長÷30cm+2cm」

その他、低めの楽な靴を選ぶとき「身長÷30-2cm」

華やか過ぎてはいけない場面には「身長÷30cm」というのも参考までに。

そして、より全身のバランスを重視した美脚の黄金比率を出す計算式がこれ。

「腰上:腰下=1 : 1.618」

「高いヒールを選ぶとき」が想定された全身の比率をもとにした式。特にこれでわかるのは、ヒールは高ければいいという訳ではないと言うこと。

以前パーティ会場で、身長が150cmそこそこと思しき女性が12cmくらいのピンヒールを履いているのをみて、思わず「竹馬?」とつぶやいてしまったことがある。黙って立っているときも、残念ながら綺麗に見えず、歩けば重心のバランスが崩れ、体を支えきれずにユラユラ。「自分を客観的に見ることができていない、自分の状態を把握できていない女です」と宣言してしまっているも同然だった。何とも残念。

立ち姿はその人のプレゼンスに大きな影響を与え、他者からのジャッジの重要なポイントとなる。なぜなら、そこにその人の日常が否応なしに現れるからだ。姿勢も歩き方も颯爽と美しくあることこそ、エグゼクティブ/プロフェッショナルな大人のエレガンスには不可欠な要素。

ビジネスシーンそして大人の社交場面など、プレゼンスがものをいう重要な時、相応しい自分の姿をキメ、その姿を足元で支えてくれるのがパンプス。その選び方に手を抜いてはいけません。

ご自分の体のバランス、そしてあなたに合ったパンプスをクローゼットに備えていますか?「常に備えよ」いざという時はいつやってくるかわからない、日常こそがものを言うのだから。


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