文書_3-1

メディアトレーニンング ~企業トップのプレゼンス・リスクマネジメント~:宣伝会議「広報勉強会」 講義

*2017年11月16日実施

宣伝会議主催「広報勉強会」の中での、「メディアトレーニンング ~企業トップのプレゼンス・リスクマネジメント~」講義。

メディアトレーニングは、通常メディアに露出する本人である社長やスポークスマンが受けるものですが、今回は、その当人たちを企業内で支えるである広報担当者がそれを理解し、対応する知識を持つことを目的とした内容。

通常、筆者が新社長就任時コンサルティングやトレーニングを行う際には、社長ご本人だけに何をどれだけお伝えしても無理なことばかりであるため、必ず事前に社長広報・社長付き秘書の方から様々なヒヤリングを行い、彼らが問題点としている部分を踏まえ社長にアドバイス。それと同時に、広報担当の彼らにも社長のサポートの仕方を教えるという方法を実施している。

なぜなら、緊急時に筆者はそばに居られることばかりではないため。 

また、ついつい「服装をきちんと」「上等に素敵にして」・・・という話をするかのように思われがちだが、筆者の社長コンサルティングでは、おしゃれのことには一切触れず、言わない。

メディアトレーニングにおけるエグゼクティブのプレゼンスとアピアランス管理とは、あくまで社長やスポークスパーソンが企業メッセージを伝える手段であり方法。リスクをいかに回避し、企業のブランドを強化するかという、守りと攻めの総合的な話。それを実行するにあたり、プレゼンスとアピアランスをうまく取りまとめるための便利かつ効果的な、取り替え流ことで目に見える変化をつけることのできる物品としての服装を、最大限活用している。

従って、最も重要なのは「おしゃれ」でも「ご本人の好み」でもなく、「仕事の文脈」。全ては戦略(ストラテジー)。

今回は、前半に、NYでも行われるメディアトレーニングの基礎と、様々な場面での対応のヒント、謝罪会見の映像を実際に見て問題点を洗い出し、本来どうするべきだったのか?という解説。後半はメディアに露出する対象者が、プレゼンスでリスクマネジメントをすることが、口から発する言葉・話の内容以前に評価と信頼性において重要であること、そのマネジメント方法について、3時間の講義でお伝えした。


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