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【本】鎌倉資本主義〜ジブンゴトとしてまちをつくるということ

以前買ったこちらを読了。なかなか興味深かったので、ご紹介します。

面白法人カヤック、柳澤大輔さんの本なのですが、カヤックは鎌倉に本社を置いているそう。東京とは違う魅力もあれば、不便もある。けれど、その不便も含めて面白いと感じる人が集まっている、とのこと。

この本には、そんなカヤックがどんな風に鎌倉の街とともに生きているか、が書かれています。以下に私の感想を記しますので、ご興味あったら読んでみてください ^^


●感想

まず全体として、前向きに街を作っていこうという姿勢が感じられて気持ちがよかったです。面白法人と名乗っているように、「面白くする」「まずは自分たちが楽しむ」ことをベースに置いていて、未来志向なのを感じます。


そんな本書のキーワードは「ジブンゴト」。ヒトゴトではなく、カヤックのこと、鎌倉という街のことをジブンゴトとして捉えることがまず起点になっています。そして、自分の住む地域をジブンゴト化すると、人生は何倍も楽しい!ということも書かれています。これは鎌倉という街と向き合う中で得てきた実感のようです。

面白かったのはそんなカヤックのブレスト文化。①人のアイディアに乗っかる、②とにかく数を出す、の2つを心がけながらブレストをすると、場がポジティブになり、チームワークも高まるとのこと。

これとは逆に、なぜ?なぜ?を繰り返す「なぜなぜ会議」をすると場が冷えてアイディアが出なくなっていくという話も書かれており、本当だなぁと感じました。会社でも、ありますよね。「理で詰める」ことによって、ますます萎縮してしまう場面、、、発散的に、こんなのはダメかなとか思わずに、意見を出す方が結果的に生産的になると感じます。

●終わりに

今回、地域資本主義や鎌倉資本主義とは何か?というところには触れていないのですが、気になったら読んでみてください。著者自身もこれから深めていくものと書いていて、いまも発展形のものなのだと思います。

以上、本日はこちらの本のご紹介でした!



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