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保育園に行かなくなって、見えてきたもの。

緊急事態宣言に伴う家庭保育が始まって1ヶ月が経過。ずっと保育園に頼って暮らしてきた私にとって、家庭保育をすると決めた時の最初&最大の恐怖は「毎日、子ども、家で面倒見れるかな、、、」でした。


自分の子どもだし、毎日一緒に暮らしてきたけれど、終日、毎日一緒にいるのはほぼ初めて。長男が生まれて3ヶ月の時に保育園に入り、思い返せば、離乳食の進め方も、お着替えも、オムツを外すのも、食べる時にいただきますを言ってごちそうさまで終えることも、すべて保育園の先生が教えてくれて、我が家は都度ありがたくその恩恵に預かってきたわけで。

だから、在宅で仕事ができるかどうかということ以前に、まず子ども達とべったり週7日になることに正直どこか恐怖がありました。


けれど、蓋を開けてみれば、なんとかなるもので。というか、いや、むしろ、「今まで保育園に頼り切り過ぎていた」と感じたし、子どもは日々成長するのだと気がついたり「子どもの成長や変化にもっと関与しよう」という思いが沸いてくる期間となりました。


仕事好きの親あるあるかもしれませんが、保育園に長い時間お世話になり、朝晩しか子どもといないしで、振り返れば子どもの変化に鈍感だったかもしれません。

もちろん子どものことは大好きだけれど、仕事やそれ以外のやりたいことで手一杯だったから、あまり子どもに手を取られたくなかったかも、と。親だけで子育てするわけじゃない、色んな人が関わる「チーム育児」で育てていきたいと言い(今もそれは変わりませんが)、子ども・子育ての面倒臭い部分は極力どうにかしたい思いがあった気がします。


けれど、この状況となって、ある意味ようやく私は子育てと向き合えた気がしています。いや、正直まだまだ全然ですが、ようやくはじめの一歩というか。

でも子どものことをよく見ようと思ったり、面倒臭い部分にも向き合おうと思ったのです。実際、4歳は私と(&夫とも)ぜんぜん違うタイプで、日ごろからなかなか理解できなかったり手こずったりしていまして。泣かれることも、拗ねられることも結構ある。そして一度そうなると時間がかかる。また手を取られる。

でも、日々一緒に過ごす中で、「あ、この子、こんなところがあるんだ!」と気がついたり、少なくとも今までよりは変化にも敏感になった。案外わたし子どもと長い時間過ごせるじゃん、という発見もあったし(もちろん大変なことも多いですが!)、結果子ども達と一緒に笑い合える時間も増えたなと感じます。


保育園は大変大変ありがたい場所なので、多分私のような人間はそのありがたさに甘えていたのだと思います。


でも保育園に行かなくなって、4歳2歳ともそれぞれ自由に変化し始めたのを見て、保育園とは違う良さも感じたりして。家庭で過ごす時間も大きな意味があるんだなと改めて感じました。


そして、我が家はあと2年で小学校なのですが、今後は子どもの勉強や学びにも寄り添うのだと思ったら、「今からこうして子どもとの関係性を考える機会があって良かった」とも感じました。

思えば今までは生活面でのサポートがメインでしたが、4歳については最近はかなりその側面が減り、逆に精神面のサポートや、好奇心を引き出す工夫などが求められてきたような気がします。

だからこそ尚更、子どもとの関係性を作ること、またそれをパパママどちらかだけではなく夫婦で協力して進めていくこと(我が家はまだここはこれからです)が大事だと気がつけたのは本当に良かったです。


保育園が再開するのはいつかまだ分かりませんが、今後は、もっと親/家庭ができること、やるべきことも意識してみよう、と思います。「チーム育児」を本当に進めるためには、園におんぶに抱っこではなく、親としてきちんと考えて&やるだけやってみることが大事じゃないかなと。それが、回り回って、より子育てを楽しむことにもつながると思うし。


と、GW最後の夜にど真面目な内容になりましたが、気持ちが熱いうちに残しておこうと書きました。また明日からはお仕事&家庭保育がスタートしますが、ボチボチがんばりまっす。


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