4月からスタートアップ企業でのプロボノを開始するにあたって、「私が仕事で大事にしたいことって何？」を考えてみました。こういうのって大切なことですが、なかなか言語化しないですよね。

私の答えは3つ。

1 人の可能性を解放すること
2 前向きに人生を歩む人を増やすこと
3 チームみんなで知恵を出し合って働くこと

この1年間の育休インターンやオンラインプロジェクト、働く女性のキャリア支援などをやってきた経験から紡ぎ出された言葉。なかなか今の私の芯を食っていると感じています。

1 人の可能性を解放すること

これは例えば「やってみたい」と思うものがある、、けれど迷っている、自信がない、どうしようと思っている、、という人の背中を押すこと。

ヒカルエ（働きたい女性のミカタ）で、「育休後カフェ®️」というイベントを毎月1回、ここ1年ずっとやってきたのですが、そこでお会いした方は食のお仕事に興味がある方でした。でも、今までやってきたお仕事とは大きくかけ離れているし、いきなり方向転換するのも不安。収入面も気になる、、、と迷っていた彼女。

でも、話しているうちに、実は通いたいスクールがあり、そこに通ってみるところから始めてみようかな、と。実際そのスクールにも通うようになり、月1回、お仕事として食堂をやるようにもなり。あんなに迷っていたのに一歩踏み出して、実際にやりたいことを形にしたのです！

私はそうやって、自分の可能性を広げて、新しい道を歩む人を応援したい、と思います。そうやって一歩を踏み出す人の顔は潔く、美しいから。私も元気をもらえますしね ＾＾

「私にはこれはムリ」と蓋をしないことだと思います。やってみたい、なら出来るはず。だからやってみる。そんな風に物事はシンプルだと思います。

2 前向きに人生を歩む人を増やすこと

「希望を持って生きること」と言い換えられるかもしれません。

世の中、生きていればいろんなことがあるし、必ずしも望むように進むとは限らない。けれど、その状況をどう捉えて行動するか？だと思うんです。「まさか、こんなことになるとは思わなかった！」という時ほど、その力が試されるものだと思います。

たとえば、私は、結婚して数年しても子どもを授からず、それをキッカケとして1社目のリクルートを辞めました（いや、もちろん他にも色々理由はあったし、人にも色々説明しましたが、詰まる所、一番の理由はコレでした）。大好きな人たちがたくさんいる会社で、やりがいのある仕事があり、そこそこ良いお給料ももらっていて、辞めるかどうか散々悩みましたが、結局は「子どもを授かりたい」という気持ちを優先して、34歳で退職しました。（35歳以降は妊娠する率が下がるというデータがあるため、35歳手前で決断しました）

その後、結局2人もの子どもを授かることができ、あの時にあの選択をして良かったと思っています。「どうして私には赤ちゃんがやって来ないんだろう、、、」と悩み続けるだけではなく、えいやっと行動を起こして良かったと。

結局その状況を嘆いても仕方がない。現実を真正面から捉えてどうするか、希望を持って未来を描くこと。それに尽きるのだと、これ以外のさまざまな例からも感じています。

3 チームみんなで知恵を出し合って働くこと

これは育休中に手がけてきたことすべてから紡ぎ出された信念です。ママボランで育休ボランティアしたスリールでのお仕事（→体験記はこちら）、MYコンパスラボでいくつかオンラインで動かしていたプロジェクト、ヒカルエ（働きたい女性のミカタ）でワーママ数人で立ち上げたイベント、、など、いずれも「チームみんなで知恵を出し合ったからこそ最高のものができた」と強く感じています。

というか、もっと言うと、もう私はこういう仕事しかしたくない！とまで感じています。担当を決めて、その人が1人でウンウン唸りながら企画書を仕上げてきて、それを上司に見せて、上司から指摘を受けて直して、、、という流れが仕事では普通だと思っていましたが、その「1人でウンウン唸りながら企画書を仕上げる」時間は必要最低限でサクッと終えて、そこから皆でブラッシュアップしていく方が効率も良く、断然気持ちも上がると強く感じるのです。

私はその1人ウンウン時間が本当に苦手なんです。孤独だし、1人でとことん考えなければならないと思うと気が重くて、後回しにして、ギリギリで仕上げて、、みたいなことがこれまでの会社員人生の大半でした。笑。

でも、まずはザックリ作って、皆でブラッシュアップするとなれば気持ちも楽です。そもそも、初回のミーティングで大きく方向性が変わることも多くあり。「早起きして資料を仕上げてきたのに、この部分、全く不要だったーー」という虚しさもなくなることでしょう。

少し話は逸れましたが、とにかく、「チーム皆で知恵を出し合ってする仕事最強説」を私は強く唱えています。3人寄るだけで文殊の知恵なのだから、チームなら断然それ以上です ＾＾

以上、今回プロボノとしてのお仕事を始めるにあたって言語化してみましたが、これは「私が仕事をする上でとても大事にしたいこと」であり「仕事としてやっていきたいこと」の宣言だと感じています。

大切にしたいことを大切にして生きていけば、スッキリ軽やかでいられるはずです。今回書いた3つのことを大切に、全力で取り組んでいきたい！と思います。