立ち稽古が始まって3日。
今日の稽古の最後に、この3日で当たったシーンを通したら、約45分！
ページにすると、107ページあるうちの48ページまでいきました。

『ヴェニスの商人』『オセロー』『ジュリアス・シーザー』『シンベリン』の4作品がシームレスに繋がって、それぞれ展開していきます。
それはそれは目まぐるしく展開していくため、まだ動きに慣れていない役者達はリアルに目が回ってます・・・笑

今日通した、前半部分の見どころを書こうと思います。
配役についてのネタバレがあるので、知りたくない方は今日はここまで。
ですが、この4作品を知らない！という方は、お読みいただくことを推奨します。
登場人物の名前とそれを演じるのが誰なのか、というところだけ、知っておくと観る時楽なのではないかと思います。

【以下、ネタバレあり！】

『ヴェニスの商人』では磨紀さんのシャイロック
『ジュリアス・シーザー』では力さんのキャシアスと神原さんのブルータス
『オセロー』では神原さんのオセローと清介さんのイアーゴー
『シンベリン』では清介さんのヤーキモー

前半の見どころはこんな感じ。

なによりもまず、磨紀さんのシャイロック！！！！
私が観たのはまだ小学生の時だったのですが、両親がとてもとても感動していて、未だにその衝撃を話してくれているので、ずーーーっと観たいと思っていたのです。
「ユダヤ人には目がないか？」の独白はやはり、磨紀さんならではの魅力が満載！恐らく『シェイクスピア・ラプソディ』の中で1番長い台詞なのではないかと思います。

そして、力さんのキャシアスと神原さんのブルータス。
力さんは、子供のためのシェイクスピアの公演ではアントニーでしたが、今回は熱血キャシアス。それから、人間味溢れる神原さんのブルータスも必見！

オセローでは、あの！清介さんのイアーゴーが！また観られる！！
対峙する神原さんのオセローも、日に日に強度が増してきています。

清介さんは、前半『シンベリン』のヤーキモーも大活躍。
イモージェンに言い寄りさらに寝室に忍び込む、ポステュマスに喧嘩を売りそして騙す・・・そのあたりも見どころのひとつです。

鷹野は今回、『ヴェニスの商人』のポーシャ、『オセロー』のデズデモーナ、『シンベリン』のイモージェンと、どうやらヒロインというヒロインの役を演じることになります。初めて台本の1ページ目を見た時の衝撃たるや。。。

“ポーシャ、デズデモーナ、イモージェン”って、中々見ない並び方・・・。
その衝撃により、まさかの『ジュリアス・シーザー』のアントニーまでいただいていたということに気付いたのは、稽古初日前日のことでした。

アントニーの演説や、ポーシャの裁判、イモージェンの目覚めとデズデモーナの殺されるシーンはもう少し先の稽古で当たることになりそうです。
しっかり役目を果たせるよう、心して臨みます。

イエローヘルメッツ『シェイクスピア・ラプソディ』。
4作品を知らない方は「こんな作品があるのか！」と楽しんでいただき、
4作品全部を知っている方は「こうくるのか！」と楽しんでいただき、
特定の役者のファンの方は、その役者が次々と色々な役を演じることを楽しんでいただき、
“子供のためのシェイクスピア”のファンの方は、清介さんの創るシェイクスピア作品の新たな可能性を楽しんでいただき・・・

最終的には、イエローヘルメッツの今後の活動にご期待いただければと思います。
平日2日間ですし、感染拡大にも不安は募りますが、配信もご用意しておりますので、この本番をご覧いただけないという事態にはなりません。(多分)
ぜひ楽しみにしていてください！！！！

イエローヘルメッツプレ公演
『シェイクスピア・ラプソディ～愛と憎悪と嫉妬と闘争～』

2021年9月8日(水)　14時／19時
　　　　   9日(木)　13時／17時半
＠すみだパークシアター倉

チケット・配信チケット・DVDご予約
→https://gmbh0802.stores.jp/

GMBH 鷹野梨恵子
https://gmbh-info.jimdosite.com/