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友達の結婚式、現実味のない夜


なんとタイムリーなという感じですが、先日友達の結婚式に参列してきた。
彼女は短大の時の友達で、卒業後もよく遊んだ。実家住まいの彼女の家にいい歳した大人の割にけっこうな頻度で泊まりに行き、家族に混ざってごはんをいただいたりバーベキューに便乗したりした。ありがたすぎる。いま振り返ると、卒業してからしっかり仲良くなった気がする。たまにそういうパターンあるよね、不思議だ。

実は結婚式というものに参列するのが実は人生で二回目だった。一回目は幼稚園か小学校低学年辺りに誰かもよく分からない多分親戚の人だった。なので、記憶はほぼ無い。
ただ短大時代にホテルでバイトしているときに披露宴でのテーブル準備や料理運び、ドリンク作りなどしていたので、他人の披露宴は何回か見たことある。全然知らん人の両親への手紙を聞いて泣いたこともある。余談である。


彼女は地元にいるので早起きして新幹線で帰省。夫にホームまで送ってもらい泣いた。
早めに着いたので、駅前をぶらぶらした。帰ってくるのは三月に両家顔合わせをしたとき以来。昔よく行っていた服屋さんの店員さんが居たので勇気を出して声をかけてみたら、覚えててくれていて嬉しかった。少しだけ雑談をした。

同じ短大の友達(Aちゃんと呼ぶ)と待ち合わせをしていたのだが、知らない式場だったのでマップを見ながら立ち止まっていると、向かい側から歩いてきたスポーツをしていそうな二十代〜三十代の爽やか男性が「道大丈夫ですか?(ニカッ)」と笑いかけてきた。ひえっと思いながら大丈夫ですありがとうございます、とすれ違いながら言葉を返した。え、親切…?びっくりした。
そして式場へ到着。Aちゃんと合流し更衣室を借りて着替え、予約をしていた併設している美容院でヘアセットをしてもらった。壁の一面が鏡のところにAちゃんとそれぞれ座って、このシチュエーション何?となった。ウケた。
わたしたちはかなり早く来た方だったので、やってくるゲストの人たちを眺めていた。卒業以来会っていなかった短大の友達たちが数人いて、めちゃくちゃ懐かしかった!!同窓会みたいだった。

今回の式&披露宴は完全に友達たち向けだったようで親族は誰もいなかった。チャペルでは好きに座っていいとのことだったので、堂々と一番前に座った。なかなかない経験である。緊張した。隣のAちゃんとずっとどうしようどうしよう、と挙動不審にカメラをいじっていた。
放送(?)が流れ静かなBGMがフェードインしてきたのだが、この時点でわたしは泣いていた。あとからAちゃんにも他の友達にも秒で泣くじゃんとツッコまれた。
ゆっくり歩いてくる二人、友達の表情がめちゃくちゃ固くて笑った。目の前で花嫁を見て、なんだろう、感動した。友達の名前を呼びながらあ〜〜と手を振ったりして、目が合って笑われた。しっかり泣かせていただいております、どうも。
人前式で、友人代表が手紙を読みつつ誓いますか?みたいなことをしていた。なるほど、こういうのもあるんだな。一度退場してからまた戻ってきてくれて、写真を撮ったりした。時間があまりなかったのだが、披露宴会場へ場所移動。


式を控えているものとして、ついテーブルコーディネートなどめちゃくちゃ見てしまった。許してくれ。ごはんを食べながら簡単なプロフィールムービーが流れ、二人登場。
内容的にはケーキカットがあったくらいで出し物などは特に無かったため、比較的たくさん話ができた。めっちゃ良かった!!!写真もたくさん撮った。


二次会は無かったので、友達たちが同窓会をしたいという話をしていたりちょろちょろと会話をして、名残惜しく思いつつみんなとばいばいした。
Aちゃんとホテルに泊まる予定だったので携帯で地図をみながら進む。そしてちょっと立ち止まっていると、お婆さんのような人に「大丈夫だが?(訛り)」と声をかけられた。え?!本日二回目なんだが?
友達と大丈夫でーす!とお礼を言い歩き出したが、そのあとの第一声が二人してマジで?だった。合流前にあった出来事をAちゃんにも話していたので、そんな知らない人に話しかけることなんてある?!とびっくりしていた。たしかにわたしの地元に行ったことのある人から、秋田の人優しいよね親切だよね、と言われたことが何度かある。でも住んでいるときは特別それを実感したことはなかった。かなりシャイで恥ずかしがり屋みたいな県民性はあるのだが。キャリーバッグを引いていたので、もしかしたら余所者には優しいのかもしれない、なんて話をしていた。わからんけど。

その後ホテルへ無事チェックイン。
良い式だったねーなんて話をしつつ着替えて一息ついてから、あてもなく外出。夜は蒸し蒸しする。割と長い時間目的地を決めないまま歩いていたが、何か食べるか〜と思いぬるっと昔一緒に行ったことのある居酒屋へ行った。

(ここに写真を入れる)

わたしは納豆が大好きなのだが、お酒を飲むと〆に納豆を食べたくなる。納豆食べたい、コンビニで買っていい?ときいて何の疑問もなく良いね!と言ってくれる友達、大事にしたい。

箸を貰い忘れたのでこのあと貰いに戻った

ホテルには大浴場がついていたので、いい感じに酔いが冷めたので二人で入浴。サウナに二回入った、Aちゃんは三回入っていた。
露天風呂でのんびりしながら、普段お風呂のお湯何度くらい〜?なんて会話をして、このシチュエーション現実味なさすぎる!と二人して笑った。切なくなった。お風呂上がりにサービスのアイスを食べた。
ふと式のことを思い出してしんみりしつつ、ずっと楽しみにしていたことが終わってしまった悲しさが強くなった。つら。

部屋は手違いでツインではなくダブルだったので、お互い端の方に寄って寝た。現実味がなかった。


地元編、後半に続く。


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