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国民歌手パク・チャングン、「訴求力の高い声」で大衆と呼吸

ウォン・グムヒ記者入力 2023.07.08 16:32

(最後に引用元記事(韓国語)のリンクがありますので見に行って頂けると嬉しいです。)


自作曲「ママ」を歌いながら「国民歌手」として誕生

諦めの瞬間、本能的にギターを握る歌い手

詩を詠むように歌いながら大衆と自然に共感

果てしない努力で自分だけの音楽世界を作って

パク・チャングンは2021年12月に自作曲「ママ」を歌いながら国民歌手として誕生した。7月4日の午後、良才洞のカフェ。写真=イ・グンヒョン記者


パク・チャングンは2021年12月に自作曲「ママ」を歌いながら国民歌手として誕生した。

彼は「星の王子」に出てくる「象を飲み込んだボアヘビ」の絵のように純粋な音色を持った。ナテジュ詩人の散文集「春だ、生きてみよう」一編にある「いいね、いいって言うから私もいいね」という詩のようにはっとする震えがある。

平凡さが合わないパク・チャングンらしい人生、詰めるよりは空にする人生、偽善のない人生、神秘さを装わない人生、恥ずかしくない人生」彼が生きてきた、また彼が生きていく人生だ。

パク・チャングンは音楽活動が大変で難しくて「あきらめ」を考えた瞬間も本能的に「ギターを握った」と言う。生まれつきの歌い手だ。そんな運命で何十年も歳月を耐えた。一人で詩を詠むように自分の感性を歌に収める。サンウルリムみたいに、ボブ・ディランみたいな自分だけの色を表現する。技巧を使わないし、感情を作ることもないし、見て、聞いて、感じたままの呼吸で大衆と共感する。

詩人が詩を書くように歌いながら人々の思い出を行き来する。砂糖じゃなくてホンシ(熟した柿)味の歌を歌う。心の中の深い思いが響く。

イ・ジョンソンの「未練」に出てくる「会いたくて行きたくて悲しくなる私の心よ〜約束した日、私たちはいないのに、昔は私を恋しがっているね、遠い未来に帰ってきたら優しく出来るだろう」という歌詞のように、とても長く記憶できる歌手だ。

パク・チャングンは学生時代美術と歌が好きだったけど、父の反対で歌う自分を想像できなかった。そんな時間を後にしたまま、大学時代の先輩の勧めで加入した歌牌サークルを通じて音楽の領域を広げた。思索的、現実批判的、社会的メッセージを伝える多様な歌の自由さから魅力を感じた。

特に彼は大衆と呼吸しながら歌うキム・グァンソクの姿からインスピレーションを受けた。

パク・チャングンは「キム・グァンソクは切なる心を歌で表現して大衆にそのまま伝えます。彼らと自然に共感して、五感を目覚めさせます。そんな歌手として残りたいです」 真心がにじみ出る言葉だ。

「自分だけの色で歌うパク・チャングン」彼の音楽の世界が楽しみだ。

彼は星の王子に出てくる「象を飲み込んだボアヘビ」の絵のように純粋な音色を持った。7月4日の午後、良才洞のカフェ。写真=イ・グンヒョン記者


◆パク・チャングンは音楽を離れて生きられない

パク・チャングンは山河が2度変わっても(20年)また数年の歳月を過ごした分だけ歌った。この難しくて大変な道の代わりに、平凡な人生も考えてみた。公務員受験書も調べてみて、株も勉強した。体が反応しなかった。

パク・チャングンは「ほとんどの人が社会で与えられた役割通りに無理なく生きています。時にはその垣根に閉じ込められて、他の人生を諦めながら義務感で生活したりしますね。でも、こんな生活が合わない人たちがいます。私もそういう人です」恥ずかしそうに言った。

みんなが似たようなやり方で生活できない。彼もそうだ。彼は音楽から離れて生きられない。パク・チャングンらしい。

死んでも音楽にこだわる無名歌手が多い。

パク・チャングンはこの道を行く歌手たちに「音楽を手離せなかったら、もっとすさまじくしがみついてください。そしたら誰かが手を差し伸べるでしょう。精神的でも 物質的でも 助けの 機会を 持てます。そのためには、自分を表現できる音楽を絶えず研究し、また練習して自分だけの音楽を作らなければなりません」と慰めと励ましの言葉を伝えた。

◆死にゆく感性細胞を生かす力がある

大衆が彼の歌に静かに熱狂する。

「パク・チャングンがどうして好き」と聞いた。「歌が上手すぎる」とみんなそう言う。

怠惰主義の「いいね、いいって言うから、私もいいね」という詩がまた思い出される。「彼が歌う全ての歌がいい」「いい」という言葉が本当にいい。

パク・チャングンはシンガーソングライターだ。自分の歌だけでなく、同僚の歌手の歌にも自分の色を塗る。パク・チャングンらしい。

彼の歌は共感のエネルギーに満ちている。死にゆく感性細胞が生き返る感じだ。久しぶりに向き合った響きだ。人々はそれぞれの「喜怒哀楽」を抱いて生きる。彼は彼らの人生で存在価値を輝かせる。

パク・チャングンは「自らとても大切で価値のある人だと思います。ここに多くの人の賞賛が加わって成長することができました。肯定のエネルギーが合わさった結果ですね。皆さんも自分の本当の価値を探せば人生が幸せになります」

「幸せ」のメッセージを伝える彼の言葉が胸に響く。


彼の歌は共感のエネルギーに満ちている。死にゆく感性細胞が生き返る感じだ。7月4日、良才洞のあるカフェで。写真=イ・グンヒョン記者



時事経済新聞=ウォン・グムヒ記者



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