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ロックなんか聴かない split milk text.1

君はロックを聴かない、あいみょんの代表曲である。歌詞の内容は片想い中の彼に普段聴かないロックを通じて(聴いて)少しでも彼に近づきたいと言う痛いけな内容だと思っていました。
しかし、よくよく聴き込んでみると全くニュアンスが違っていました。実は片想い中のダサイ男の話で、彼女とはまだ告白前という赤の他人という間柄でした。尚且つ、今まで自分自身がロックを聴いて助けられた事を厚かましくもその彼女に押し付けようとしている、そんなよくわからない曲なんです。
ただその押し付けがましいロック、わたしは理解者の一人です。これから皆さんへいろいろな切り口をもって『それ』をお伝え出来れば幸いです。
今回、初回にお送りしたいのは『親しみやすいロック』宜しければおつき合い下さい。

では、本題に入ります。ここではまずロックの大御所といわれるバンドについて触れます。そのバンドはデビュー当時、アメリカの音楽評論家から酷評を受け、本国イギリスまでもが失笑した。ギターのフレーズが? 構成が? パフォーマンスが? 良くない評判ばかりその濁流を清流に変えたのが当時の日本の女性ファンでした。                            

♪可愛くて、♪才能があって、♪かっこよくて、♪セクシーで ♪良い音楽、この5つの関門をクリア出来ないと私たちは応援しない』その関門をクリアできているバンドって中々いないんだよね~。
その大多数はビジュアルから入ったミーハーなファンばかりでした。

レコードセールスが本国イギリス、アメリカではなかなかチャートにすら入らず、知名度はかなり低かった。ただ、そのミーハーを抱える日本のみ異例中に異例で、なんと武道館でライブが行われる事となる。奇しくもその模様はテレビによって本国並びに苦戦を強いられていたアメリカまで伝わり、武道館の異様な熱狂ぶりはいわゆる逆輸入という形で理論派の評論家たちを尻目に激しいチャートアクションを起こした。しばらくしてアメリカはもちろん本国イギリスまでもが手のひらを返したかのように称賛し始めたのです。

ただ日本のミーハーなファンは『そんな事はどうでもいい 』私らは顔、顔がかわいくてかっこよくて才能があって、良い音楽をやっていればそれでいいと・・。その後に、クイーンの音楽に触れる事によってその素晴らしさを知った彼女たちは、クィーン と長きに渡る信頼関係を築いた。       
醜評なんか気にせず自分の好きなアーティストだけを信じ、応援する気迫はやがてクイーンの素晴らしさを伝える包囲網となりやがて全世界を席巻する事となります。のちにそのお礼として、クィーンは自身の5枚目のアルバム『華麗なるレース』をとりあって』(Teo Torriatte (Let Us Cling Together)をアルバムのラストの曲としてに親愛なる日本のファンだけに送るメッセージとして発表します。この曲はフレディが日本語から教わり極秘に進めていた曲でフレディは自ら日本語で歌うことで敬意を表した言われています。

ファンは、そういうことを知りたかった。誰が今何しているか。どういう家に住んでいるか。家族構成はどうか。体重は…とか。それは、ゴリゴリの理論派の人から見るとアホみたいだけど、ファンっていうのは、そういうものなのよね。私がそうだったから。ギターのフレーズがどうっていうのは、その次にくること。でもね、当時から今まで、女性ファンは誤解されていると思う。ルックスだけを見てファンになるわけじゃないのよね、絶対に。それを、多くの男性は誤解している。顔が可愛いだけだったら別に好きじゃないのよ。可愛くて、才能があって、かっこよくて、良い音楽だから好きなの。男性ファンよりも5つくらい関門があるの。その関門をクリアできているバンドって、いいんだよね、すごく。だから、残るわけ。たまに残らないバンドもいるけど(苦笑)。それを見分ける自信というのが、私にはあったのよ。             『ロック雑誌 ミュージックライフより』

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