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【簡単だけど難しい?】2022年度東京都教員採用試験の倍率と難易度

【最新(2022年)】東京都教員採用試験の倍率

東京都教育委員会は2022年10月14日、令和4年度東京都教員採用試験(5年度採用)の最終倍率は2.1倍だったと発表しました。

  • 受験者数:7,911名

  • 合格者数:3,841名

  • 受験倍率:2.1倍

昨年度(3.2倍)から大きく下がっており、過去最低となっています。

校種・教科別の詳細は以下のとおり。

$$
\begin{array}{l:c:c:}
\textbf{校種・教科} & \textbf{受験者数} & \textbf{合格者数} & \textbf{倍率} \\
\hline小学校全科 & 2,523 & 1,750 & 1.4 \\
\hline小学校・理科 & 22 & 13 & 1.7 \\
\hline小学校・英語 & 10 & 4 & 2.5 \\
\hline中高・国語 & 477 & 184 & 2.6 \\
\hline中高・地歴 & 551 & 142 & 3.9 \\
\hline中高・公民 & 211 & 52 & 4.1 \\
\hline中高・数学 & 483 & 242 & 2.0  \\
\hline中高・物理 & 100 & 61 & 1.6 \\
\hline中高・化学 & 145 & 71 & 2.0  \\
\hline中高・生物 & 124 & 55 & 2.3 \\
\hline中高・英語 & 415 & 234 & 1.8 \\
\hline中高・音楽 & 176 & 49 & 3.6 \\
\hline中高・美術 & 103 & 50 & 2.1 \\
\hline中高・保体 & 896 & 145 & 6.2 \\
\hline小中・音楽 & 140 & 58 & 2.4 \\
\hline小中・美術 & 73 & 45 & 1.6 \\
\hline小中高・家庭 & 110 & 70 & 1.6 \\
\hline中学校・技術 & 26 & 18 & 1.4 \\
\hline高校・情報 & 33 & 14 & 2.4 \\
\hline高校・商業 & 21 & 1 & 21.0  \\
\hline高校・工業 & 32 & 18 & 1.8 \\
\hline高校・農業 & 10 & 6 & 1.7 \\
\hline特支・小学部 & 227 & 181 & 1.3 \\
\hline特支・中高部 & 270 & 173 & 1.6 \\
\hline特支・自立 & 2 & 1 & 2.0  \\
\hline養護教諭 & 646 & 121 & 5.3 \\
\hline特別選考 & 85 & 83 & 1.0  \\
\end {array}
$$

なお、過去の東京都教員採用試験の倍率が知りたい場合は、以下の記事でまとめています。

東京都教員採用試験は難しいのか?

東京都教員採用試験は、倍率だけを見れば難しいことはないです。

最新の倍率は2倍ちょっとですし、問題レベルも中学から高校までに勉強してきた範囲です。なので、きちんと出題傾向を理解して勉強すれば合格は充分にできます。

しかし、単純に筆記試験の点数を取れば合格できるものではなく、面接試験などによる人間性が最重視されるため、努力がそのまま結果に結びつかない難しさがあります。

福永:実際、そんなに努力していなくても受かる可能性はあるし、逆にどんなに頑張っても落ち続ける人もいるんですよね…。

あなたがこれまでに経験してきた高校・大学入試や資格試験とは違い、単純に筆記試験で点数を取れれば合格できるわけじゃないのです。

勉強ができても、人間的魅力がなければ落ちます。

人間的魅力があっても、勉強ができないと落ちます。

勉強がそこそこできて、ある程度の人間的魅力があれば合格できます。

今の教員採用試験とは、そんな試験なんですよね。

なので、試験は簡単だけど、対策は(受かるのは)難しい。

科目・範囲が広範な筆記試験(教職教養や専門教養)の勉強に時間をかけるのは正しいですが、そこに全力を出しても合格できないことは理解しておいてくださいね。

東京都教員採用試験の難易度や難しさについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

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