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MMD初心者が考えるMMDの構成要素

mmd初心者の私が、mmdを成す構成要素とは何か?について考えていく文です。新規に始めるにあたっての最初の道しるべとして把握しておきたかった内容を書いていきます。

思うにその構成要素とは
1)モデル
2)モーション
3)カメラ
4)ステージ(+ドーム)
5)エフェクト
6)シェーダー
7)音楽
8)コーデック
9)他の動画編集ソフト
の9点です。
※なお、大本の編集ソフトであるmmdそのものは大前提として、これらには含めていません

1)モデル

いわれずともわかると思います。画面の中で踊っているのがそれです。
「(キャラ名) mmdモデル 配布」などで検索すれば、有志が配布している場合はすぐに出てきます。多くはニコニコ立体、もしくは配布・共有サイトBowlRollを入り口として配布されています。
モデルに限らず、mmdに関するデータはBowlRollから配布されていることが多いです。

2)モーション(モーションデータ)

モデルを動かすためのデータです。
これも多くは有志が配布しており、ニコニコ動画で「MMDモーション配布あり」で検索すれば大量に見つけられます。使いたい曲名と合わせて調べてください。

3)カメラ(カメラデータ)

mmd動画を見ればわかりますが、様々な角度や動きによって映像が移り変わっていくのが見て取れると思います。そのような制御についても独立して設定する必要があります。多くはモーションデータと抱き合わせで封入されています。

4)ステージ

部屋や街など、モデルが存在する場所のデータと呼べばすぐにわかると思います。厳密には別に「スカイドーム(ドーム)」と呼ばれるデータがあり、主に空をmmd上に映し出す役割があるので、屋外が映りこむ場合は用意する必要があります。
いずれも数多のデザインがあり、有志が配布している点は他と同様です。ニコニコ静画で「MMDステージ配布あり」で検索しましょう。

5)エフェクト

これが重要で、mmdにおける画面の美麗さや空気感の演出など、とにかく映像の見栄えを左右する第一要素と言って間違いありません。
光の度合いや陰影、空間の広がりを感じさせる奥行きの演出、アニメ調の平面的ポップさの表現といった、mmdを観ていれば憧れるようになる演出を可能にする要素を多岐にわたり担っています。
ただしこれはMikuMikuEfectというソフトを別途ダウンロードし、mmdソフトに導入して機能を拡張したうえで初めて利用できるようになるため、注意が必要です。

6)シェーダー

これも重要で、シェーダーとはモデルなどの物体の陰影をつかさどる要素であり、使用前とでは比較できないレベルの立体的、もしくは平面を意識したアニメ的表現ができるようになります。
感覚としてはエフェクトに近いですが、導入方法が全く違うため、これもまた注意が必要です。
MikuMikuEfectを使い読みこむ点は同じですが、mmd編集画面右上の「MMEffect」アイコンから、一覧表示されるモデルやステージなどを1つ1つ選択し、シェーダーのファイルを選択していく必要があります。

7)音楽

これが構成要素であることは言わずもがなだとは思いますが、注意点としてmmdソフトは拡張子が「.wav」の形式の音声データだけしか読みこめません。mp3形式の音楽などはよく目にすると思いますが、そのままではいかずmp3をwavに変換する必要があります。

8)コーデック

平たく言えば、動画を出力する際に圧縮して扱いやすくしてくれるソフトの総称です。これもmmdソフトとは別でダウンロードし導入する必要があります。「UtVideoCodec」というソフトが主流で、それ以外の選択肢は見当たらないというレベルで浸透しているようです。地味ながら必須ツールといえます。

9)編集ソフト

mmdソフトのみでは実現しづらい表現のためには、mmdで出力した動画を別の編集ソフトでさらに手を加えて完成とする方法が妥当となっています。
字幕やクレジットといった文字の後付けや、最終的な全体の色・光の度合いの調整、モーショングラフィックス的映像の追加などがそれにあたります。
具体的には、AviUtlとDaVinci Resolveは高機能無料動画編集ソフトの二台巨頭として名高いので、このあたりから探すのが無難です。


以上が初心者である私が考えるmmdの構成要素となります。
概説しているだけで、具体的な導入手順やその他詳細な要素などは一切書いていません(本当はモーション及びカメラの修正方法とか視野角とか補完曲線とか色々ある)。
とはいえ2008年以降数えきれないほど多くの人々が関わってきたソフトですので、それらしい語句で検索するだけでいくらでも高純度な情報が手に入ります。
ただしネットの性質上それらの情報は散逸しがちであり、mmdという存在の全体を俯瞰して捉えた上で手を付けることは難しいため、このような文章を書く次第となりました。
読んでくださってありがとうございました。

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