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別れを告げる歌姫たち〖にじさんじ&VirtuaReal Link〗

先程、配信は終了しました。
私自身、彼女の配信をリアルタイムで見るのはこれが初めてでしたが、彼女の思いが詰めこまれた内容だと感じました。今週末にも、配信の感想を記事にできたらと思います。
改めて、卒業おめでとうございます。歌声のような美しい未来に、幸あれ。

視聴後、上記のつぶやきの 
コメント欄での私自身の投稿

新たな旅立ちを決めた2人のライバーへの思いをここに綴ります。

初視聴にて新発見

配信開始直後、Nornisの楽曲をBGMにリリース情報を知らせる待機画面が映し出される。しばらくして先日公開したばかりの新衣装をまとい、彼女が登場した。bilibiliでの配信が久しぶりであること、新衣装のこと、1人旅行をしたこと。近況報告もそこそこ、最後の『卒業歌枠』が始まった。

1曲目を歌い終えたころ、彼女はファンへの思いを口にする。
「このセットリストは、昨晩考えたもので、今の私が思う中国のファンへの思いを表した楽曲である」
私自身、彼女の配信を見るのはこれが初めてだ。彼女のすべての活動を知らないが、歌に対する思いが誰よりも強いことをなんとなく感じていた。この言葉を聞いて、彼女は、歌と同じくらいファンへの愛を大切にしているのだと感じた。

髪をセットしなおして数曲を歌うと、私にとって初めて知ることを吐露する。
「デビュー当初から、bilibiliでも活動したいと思っていた」
話を聞くと、彼女は中国在住の友達がいるとのこと。そのためデビューしてからすぐ、運営にその旨を伝えたらしい。活動初期は、システムの違いなどで定期的な配信ができなかったものの、昨年には月2回の配信を実現したり、VirtuaReal Linkのライバーとコラボ配信をする(記事の見出し画像を参照)など、中国のファンに向けた活動も顕著になった。さらに、4月半ばに開催されたVirtuaRealの4周年を記念するライブイベント『VirtuaReal 3rd MUSIC MIX UP!!』の冒頭では、にじさんじから彼女と緑仙の2人がお祝いコメントを寄せていた。この選出に、彼女自ら名乗り出たという。これほど中国に思いを寄せるライバーは、彼女だけに違いない。

左下に全5曲のセットリストが明記されている。

最後の曲は「中国のファンのためだけに、bilibiliのみで歌おうと思う」という考えから選んだ曲であった。今になって思えば、約1.5時間の配信を通じて、所属ユニットや同期ユニットに関する話題にはほとんどならなかったように思う。この時間は、今まで応援してくれた中国のファンへ、今の彼女の姿をすべてさらけ出した配信であり、彼女とファンの両者のための配信だったのだろう。
日本時間の24日0時(中国では23日23時)、別れの挨拶をして配信は終了した。

別れの時はもうすぐ

中国 VirtuaRealでは昨年末に6人が事務所を離れている。同時期に、JPライバー以外にもIDやENのライバーも卒業しており、2022年全体で数えると両手では数えきれないほどのライバーが別れを告げた。ここ半年以内にも、日本語圏・英語圏・中国語圏それぞれで新人がデビューしているが、今月もまた何人かが去ることになる。

VirtuaRealからは、瑞芙Reve(れふ/2020年9月から活動する魔法使い)が6月上旬に、VirtuaReal Linkの茶冷Karon(かろん/2020年2月から活動するイラストレータの悪魔)が7月に、卡欧斯Chaos(かおす/2020年7月から活動)が8月に、真绯瑠Mahiru(まひる/2019年10月から活動する悪魔)が9月下旬に、卒業を予定している。

私はその中でも、この記事の見出し画像にもいる茶冷Karon(かろん)の活動を見る機会が多くあった。朝日南あかね嬢とのコラボで中国語の歌を教えたり、IDのAmiciaMichella(アミシア・ミシェラ/彼女も同年同月に卒業予定)とお絵描き配信をしたりと、国際コラボの要となるライバーの1人であった。さらに彼女のイラストレーターとして、自身の新ビジュアルを描き、同僚の歌ってみた動画のイラストを担当してきた。彼女の歌ってみた動画は、J-POPから洋楽まで様々なジャンルにわたり、私自身も彼女の歌を通して知った曲もあった。創作センス抜群の彼女の別れほど惜しいものはない。

VirtuaRealのライバーが活動する動画サイトは"bilibili"ではありますが、私たち日本人にも馴染み深いTwitterで発信された動画を以下で紹介します。

こちらは茶冷Karon(かろん)のTwitterの投稿。
デビュー時期が近い6人による歌ってみた動画。ひとりひとりの声のハーモニーが美しい。

続いて、にじさんじを英語で発信するNIJISANJI ENの投稿。NIJISANJI ENのライバーがデビューする前は、JPのライバーの切り抜き動画を英語字幕で発信していたり、VirtuaRealのライバーを紹介したりするアカウントでした。彼女による日本語の歌声が聴ける貴重な投稿でもあります。