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日記 だれかの旅の話を聞く

荻窪で、前職(お店をやっていました)を通じて知り合った人たちと午後のひとときを共にする。

友人というのとはまた異なるが、共通の“好き”でつながった気のおけない仲間といった人たちだ。

そして、旅から戻ったばかりの一人から写真とともに旅先でのエピソードをもりもりと聞いた。興味深いエピソードが山盛りだったのだ。

みんながどうかは知らないが、僕は誰かから聞かされる旅の話が好きだ。

自分がじっさいに行ったわけでもないのに、なんであんなに没入してしまうのだろう。

だが、それは疑似体験、つまりあたかも自分が行った気になるからといった理由ともちがう気がする。

そこで自分ならどうふるまうか? いったいどんな味がするのだろう? などなど、話を聞きながらいちいち五感が刺戟される感じがいい。なんというか、いろいろなツボを押されて血行がよくなる感覚。

話だけでも十分なのに、おみやげまでいろいろいただいて家路につく。

外はずいぶんな暑さなのに、日の長さだけはしっかり秋なのがなんだか納得いかない。

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