Z世代のガチャ発想とは・・・
ゆとり世代とかぶるのだろうが、こういうネーミングもつまらない。
で、「ガチャ発想の話」をテーマにしよう。
とある編集者から「親ガチャ」ならぬ「東京23区ガチャ」の話を聞いた。

「親ガチャ」の発想がゲーム感覚で、
「リセット」も「パルプンテ」や「ゾルトラーク」も同じような呪文として唱えるのがZ世代のように思える。
まあ、例えなので、キャッチーなほうがいいのだろう。
親ガチャでハズレやアタリがあるのか、それもどういう基準なのか？
ほぼ自分勝手な価値基準で分けていそうである。

例えば、
両親が揃っていればアタリ？　片親であればハズレ？
親の収入が多ければアタリ？　貧乏ならハズレ？
二重まぶたならアタリ？　一重まぶたならハズレ？
運動神経がいいならアタリ？　スポーツが不器用ならハズレ？
東京に生まれたらアタリ？　地方に生まれたらハズレ？・・・・

こういう基準で分けられるのであれば、東京に住むほとんどの人は
ハズレのガチャを引いた人たちになる。
東京在住者の8割以上が地方出身者だと言われる。
だいたい、ハズレという言い方がナンセンスなのだが・・・
くじ引きを引く行為に見立てることが受け身の態度でしかない。

○○がないからハズレ・・・
責任転嫁の究極で、無責任の発想だろうかと思う。
非難しているのではなく、そうした発想の狭小さに驚いている。
「うちが貧乏だったから、大学進学を諦めた・・・」という人もいる。
いつの時代の話かと思えば、平成生まれだったりする。
少子化で、子どもは減っている中、推薦やスポーツ特待生、自己推薦やAO入試など入試制度の多様化している時代で、大学の数も増えているし、偏差値にこだわらなければ誰でも大学という機関に入学できる時代になっている。
AO入試ならアタリで、一般入試ならハズレという感じだろうか？

最近、東京タワーから半径15kmくらいの半円（港区、中央区、渋谷区、新宿区、品川区、千代田区）のエリアに生まれなければ、ハズレだという若者が登場しているらしい。
東京エリアガチャ？　
「港区女子」の虚像が暴走しているだけで、本物の港区女子は、安っぽいイメージの世界にはほぼいない。

Z世代に限らず、「ガチャ」発想の人はいるのかもしれない。
無い物ねだりをしているだけにしか映らないのだが・・・・