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今だからいえる社名変更と移転のあれこれ

はじめまして


どうも、GO株式会社IT戦略本部IT戦略部ITプラットフォームグループ、GMの宇佐美です。
(弊社でいうGMはグループマネージャーです。ジェネラルではないです)

ITプラットフォームグループは、以前社名変更のシステム対応どうする?GOする!を執筆した白井さんが所属していたシステムサービスグループの後継グループで、今回執筆する社名変更とオフィス移転において裏で暗躍したグループになります😏

社名変更のシステムチックなお話は白井さんに執筆頂いたので割愛します。
移転についてのシステムチックなお話もまた後日とします。

なので、本記事は社名変更とオフィス移転という2つのビッグイベントの裏側で努力、悪戦苦闘した担当者の偏見と想いがつまったものになります。
それでは本編をどうぞ!!

今だからいえるあれ、社名変更編

まずは社名変更です
おさらいですが、弊社は2020年にJapanTaxi株式会社と株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)のオートモーティブ事業の一部が統合して株式会社Mobility Technologiesという社名で誕生しました。
この統合の際にも社名変更と同様にドメイン変更や各システムの設定変更をおこなっております。

そんなことを同じ会社で1回やってきた身からしますと、、正直、、、











またか、、、
あれの再来か、、、、、!!

となりました。
しかもですね、統合のときも社名変更ときもですが、本当に期間が短い、、、
もちろん役員の方々が様々なことを検討された結果、ギリギリまで時期を遅くしていただいたかと思っていますがそれでもきついスケジュールでした。

社名変更 -事前準備-

社名が変わるとドメイン変更がつきものです。
ということはですよ、メールアドレスのドメイン、コーポーレートサイトやサービスサイトのドメインがかわります。
するとですね、するとですよ。
ログインIDがメールアドレスのシステムのドメイン変更が必須、でもドメイン変更できないシステムがあったり、APIのURLの変更もあって、変更するとどこに影響がぁぁ、とかいろんなことを考慮しないと。となります。

ドメインとして見える部分はまだしも、APIなどぱっとみえないものだったり裏側になるものは本当にきついですね、、、
(使っているシステムの数にもよりますが、)
※なお、IT戦略部ではAPIを叩くシステムの管理がなかったので、こちらは不対応でした。

ですが社名変更をした意図については、納得がいく内容だったので

よし、やったろ
って気持ちでした。

そんな気持ちで社名変更をすることになったところで、
さてどんだけ変更しなきゃいけないシステムがあったかなー、と洗い出すになるのですが、

  • Azure

  • Google

  • Jira

  • Confluence








「ふむふむ、90くらいね、、、、」

90!?

「地獄やん、、、」

さらに

  • SSOでログインしているもの

  • Google認証でログインするもの

  • ID、パスワード認証でログインするもの

とさまざまなシステムがあり、この3点を主軸に、ドメイン変更によるログインアカウントの変更手順の検証と手順の作成が必要となりました。

これらを踏まえると









SSO様ぁぁぁぁぁ〜〜〜

となりました。
システム/サービスにもよりますが、SSOのシステムはAzure側の作業だけでアカウント変更完了で、利用者での作業は不要でした。
Google認証についても事前にユーザー側で準備をいただくものはありますが、こちらも比較的変更は楽でした。
問題はID、パスワード認証です。
完全に手動です。(そりゃそうですよね、、、
当然システムごとに手順をユーザーに展開しますが、やはり変更を忘れてしまう人がいます。
ですがドメイン変更を忘れてもログインさえできれば、変更は可能なので、とにかくリマインドとの戦いでした。

そんなわけで、SSOでログイン可能なシステムは本当に楽でした。

というわけでみなさんぜひ、ログインはSSOを積極的に導入しましょう。
※セキュリティ的にもGood!

そしていよいよ、ドメイン切り替え当日をむかえます。


社名変更 -切り替え当日-

切り替え当日ですが、、、










それは、それは




ほんとにもう、












スムーズに終わりました!!!!
上長は当日まで心配していましたが、検証をしっかりやって自信を付けていた作業者の白井さんや、前職でドメイン移行の経験あり、弊社でドメイン統合していた宇佐美からしたら失敗はありえませんでした。

あまりにも変更がスムーズにいったため、

後ほど、中島社長から「気づいたら変わっていた」と言われるほどでした。

とはいえ、事前準備や経験があってこその結果なので、担当者のスキルの賜物だと思いました

これで晴れてGO株式会社のドメインとなりました


しかし、この頃は知らなかった、、、

オフィスが移転となることを、、、、、





今だからいえるあれ、オフィス移転編


社名変更から数カ月後、、

オフィス移転がIT戦略部含む移転に関わりそうな部門に通達されました。















またか、、、、!!!

こちらもドメイン変更と同様に統合した、2020年12月に六本木オフィスに移転をしております。

とはいえ、六本木のオフィスに移転したときとはちがって、移転を経験したことがないメンバーもいるため、そのメンバーのスキルアップのためにも移転を経験したことある、自分が舵取りをしよう!!!という気持ちになりました。

オフィス移転 -事前準備-

まずはネットワーク要件
リモートワーク推奨としている弊社は、全員を出社は想定はせず、従業員の2〜3割が出社し、その全員が無線LANでWeb会議を実施しても耐えられるような設計をしました。
ですが

  • VPNを用いた社内LANの利用

  • オフィスでカスタマーや事業者向けの電話応対業務の電話回線の品質をおとさない

  • ゲストLANどうするよ?

など細かいことを想定してネットワーク設計をする必要がありました。
そういったわけで、グローバルIPをわけたり、物理的に社内LANをわけたりといったことをおこないました。
※本当はNW図を出して説明したいのですが、非公開情報のためご勘弁ください。
また、カフェエリアや大きい会議室にAV機器を入れて、セミナーを開いたり、全社会をオフラインとオンラインのハイブリッドで開催できるようにしよう
といった、今風の要件も盛り込みました。

好きな人は好きな収容された機器たち
カフェエリアのAV機器

それ以外にも総務と連携して、オフィスの移転の数日前から両オフィスをいったりきたり駆け回りました。
(両オフィスが近かったのが本当に救いでした)

そしていよいよ、オフィス移転の当日を迎えます。

の前にちょっとだけ工事の様子を!

左 カフェエリア施工中
右 サーバールーム施工中


作業休憩中

オフィス移転 -当日〜数日-

オフィス移転は、事前に届いてた荷物の開梱や収納など以外の目的での出社は原則NGとしました。
また、構築したネットワークのテストについても前日までにすべておわっており、当日〜数日はネットワークのつなぎ方など、準備したことに対する問い合わせの対応となりました。

ですが、あれだけ考慮したネットワークにおいて、
大人数がオフィスにてWeb会議をおこなうと、インターネット通信が遅くなることが判明しました。
当然、機器に負荷はかかっておらず、トラフィックも下り200Mbpsをいかないため、契約している帯域に遠く及ばずなため、原因は現在も究明中です。

とはいえ、前回のオフィスより快適なインターネットライフをおこなうことができ、多くの従業員から満足いく声をいただき、こちらも社名変更と同様に大成功となりました!!


考えたいこと

オフィス移転というか、ネットワーク設計で今後も継続して検討・対応したいことがあります。
前述のとおり「大人数がオフィスにてWeb会議をおこなうと、インターネット通信が遅くなる」についてです。
3年前コロナが流行り、リモートワーク、Web会議が主体となった今、当時のネットワーク構成は耐えられないのではないかと思い始めています。
事実、全社員が出社してインターネットを利用して業務していた時代ではおきなかったインターネット遅延が、大人数のWeb会議が増えた今現在は発生していると考えられます。
しかし、今回構築に当たったベンダーに、弊社のような利用方法はあるのか。と聞いたところ無線LANだけの利用の会社はなく、有線LANと無線LANの併用をしていることが多く、知見がないとのことでした。

よって、負荷試験では判明できず、Web会議を200名近くつなぐことと同様のテストが必須ではないかと思います。
ですが手段がなく、出たとこ勝負になってしまうのが、現実とは残酷だね。(あるバンドのある曲の歌詞)とおもいました。

思いつきですが、Web会議はトラフィックには現れない別の何かが通信量を逼迫しているのではないかと、、それをチューニングする要素が今のネットワーク機器にあるのか、、、
と思っております。なにか良策がありましたら、おしえてください!

最後に

つらつらと長々と書きましたが、これにて
「今だからいえる社名変更と移転のあれこれ」は終わりになります。
今回、宇佐美にとって同社での社名変更と移転は2回目となりましたが、同じ会社とはいえ時代や人数が変わることで全く違う内容となり、新しい発見もありました。
こういった発見や新しい何かを吸収していくのは楽しいものと感じました。
そして、、、

六本木オフィスありがとう、、、

最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。
引き続き、GO株式会社をよろしくお願いいたします。