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「え!そんなところに!?」と言いたくなる富山の寿司屋「寿司栄 総曲輪店」に行ってみた

ひさしぶりの投稿になりました。食いしん坊担当の今西です。

先日、酒蔵取材で富山に行きました。取材の記事は「食楽web」にて公開予定。今回は、ランチで訪れて大満足だったお店について書きます。

紹介するのは、「富山市ガラス美術館」の近くにある「寿司栄 総曲輪店」というお寿司屋さん。ランチ営業は11時半〜14時までで、私がお店に着いたのは13時頃でした。平日なので並ばずに入れましたが、土日が行列ができるのだとか。

お店の外観はこんな感じ。昭和23年創業の老舗だというのにも納得です。

最近はすっかりチェーン店に行くことが多く、こういう昔ながらのお寿司屋さんから足が遠のいていたので、なんだか新鮮です。

店内はカウンター席のみ。私が注文したのは「Bランチ」(2000円+税)で、握り9貫と細巻き1本、味噌汁のセットとなっています。ちなみAランチもBランチも平日のみなのでご注意を。

席に気付くと、「何じゃこりゃ」と思う光景が目に入ります。まずひとつ目は、この赤い台です。カウンターの寿司屋って、テーブルに置かれた寿司下駄に寿司を置くと思うのですが、寿司栄はあらかじめ寿司を置くスペースがカウンターにあるんです。合理的といえば合理的ですね。

ふたつ目は、この赤い台の手前に注目。

テーブルと赤い台の間に水が流れているんです。「何のために?」と思ってお店のホームページを見てみると、「手を洗いながらお寿司をつまむ」ためにあるのだとか。ざ、斬新! もちろん、おしぼりも渡してもらえるので、必ずしもここで手を洗う必要はなさそうです。実際、私以外のお客さんはここで手を洗っていなかったように思います。

店の造りが独特なので、肝心のお寿司のクオリティが心配になりましたが、その心配は不要でした。職人さんが目の前でテンポ良く握ってくれるお寿司はどれも最高! 日本海が近いだけありネタは新鮮で、刺身の鮮度にうるさい私も大満足でした。しかも、どの握りもネタは厚切り、シャリは大きめなので、ボリューム満点。

ちなみにこちらのお店、寿司屋には珍しく、お酒は一切ありません。お寿司をおいしく食べてもらうためだけでなく、女性がひとりで安心してくつろげるためにもそうしているそうです。たしかに、ひとりで食事しているときにお酒を飲んだ男性に絡まれるのは勘弁したいですし、この配慮はめちゃくちゃありがたい!

富山駅にも良さそうな回転寿司店はあるのですが、こういうローカルなお店に足を運ぶのも旅の醍醐味。また旅先で見つけたおいしいお店をご紹介したいと思います!

書いた人/今西絢美(いまにしあやみ)

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