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甘酸っぱい夏

8月も終わりを告げようとしている。
毎年暑さに苦しむが、終わってみると「短かかった夏」という印象が残るのがここ数年の常だ。それより何より、どうして夏の終わりは切ない気持ちに陥ってしまうのだろうか。それは今だに 甘酸っぱい” 青春の1ページ ” の呪縛から抜けきれず、若かりし頃の甘く切ない残像に酔いしきっているからだろう。少々恥ずかしい話を書き込んでいる気もする。つまりは、いくつになっても夏には特別な想いがあるということだ。

さてさて、甘酸っぱい夏。
今年の夏は青春の残像ではなく、ホントに甘酸っぱい夏だったというお話。

パッションフルーツをご存知だろうか。
南国生まれのフルーツで、見た目にはどう食べていいのやら、割ると中はどうなっているのやら、そんな南国フルーツあるあるのパッションフルーツだ。しかし南国特有のエキゾチックな香りに、まずは臭覚から虜にさせられる。割るとこれまたどこを食べていいのか、一体どんな味がするのかと躊躇してしまうのは、これまた悩ましげな様相をしているからだ。黒い種らしきものを黄色いゼリー状の物体が覆い、それらが無数に屯っている。この見栄えからは到底味など想像できない。しかし勇気を持って口にすると、甘酸っぱさとゼリー状の食感が一気に口の中に広がる。それは見事なまでに、臭覚に続いて味覚までも虜にしてしまう、魅惑の甘酸っぱさなのだ。
さてさて、パッションフルーツの説明はここまでにしておいて...本題。


そんなパッションフルーツに魅了された、10名の農家さんから結成する「睦沢サブトロピカル ビレッジ」通称「睦サト村」。”サブトロピカル”とは亜熱帯の意味。何とも粋なネーミングじゃないか。その睦サト村さんが、パションフルーツの生産に成功した。南国生まれのフルーツが、ここ睦沢町で誕生したのだ。
そのネーミングやパッケージを、GO!BO!SO!がお手伝いした。

(10人...3人たらないけど...)

折って、貼って、詰めて、巻いて、閉じる。
「睦サト村」のみなさんのチームワークで、パッケージ作業も順調。
だって明日9月1日は、手塩にかけたこの子たちの旅立ちの日。
ジャムも一緒に、新しくオープンする道の駅で販売開始だから。

この夏!
睦サト村のみなさんも、甘酸っぱい青春の1ページが刻まれたことでしょう。

道の駅むつざわつどいの郷

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