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休学を取るか、祖母を取るか迷った結果、また本に力を借りることにした。

こんにちは。

ここ最近訳あって、twitterを投稿しておりませんでした。(閲覧はしていたのですが)

私は来年一年間大学を休学する予定なのですが、この期間中、休学した後の生活についての現時点での予定について、親と話し合うことになりました。

現時点で私は親の扶養に入っており、大学の学費も払ってもらっている立場であるため、親を投資家と考えると、出資を受けている立場として、私にも親に対する説明責任があると考えたため、今回帰省する流れになりました。

来年一年間の資金繰りの計画をたて、親と話し合ったのですが、結局最後まで親の顔色は微妙なままでした。

ただ、休学する条件として、休学期間中は原則資金的な援助はないこと、祖母の家から出ることが決まりました。

人生はトレードオフなので、自分の進みたい道に進むために、何かしらの障害があるのは仕方のないことです。親に会っても自分の根本の部分は変わらりませんでした。ただ、唯一懸念点がありました。

それは、祖母のことです。

現在、私は祖母の家に居候しており、二人暮らしをしております。

私の祖父は私が中学を卒業するころに亡くなったのですが、ちょうどそれと入れ替わるようにして、私の兄が大学進学のために祖母の家で居候生活を始めました。私と兄は4つ違いなため、兄が大学を卒業するのと入れ替わるようにして、今度は私と祖母との二人暮らしが始まりました。

祖父は寡黙な人で、親戚で集まってもあまり自分の感情を表に出さない人でした。

祖父が亡くなる直前にお見舞いに言った際、たまたま2人で話す時間がありました。今考えると、2人で面と向かってきちんと話したのは、それが最初で最後だったと思います。

そのとき、祖父はもうほとんど話せる状態ではありませんでしたが、ひとこと「後は頼んだ」と言われたのを今でも覚えております。

その時は言葉の重さもわからず、ただ頷くだけでしたが、祖母と暮らすようになり、その意味を段々と知るようになりました。

現在、祖母は日常生活こそは誰の手も借りずに送ることが出来ておりますが、これまで深夜に急激に体調が悪くなり救急車で運ばれることが複数回ありました。

私は家の2階に住んでいるため、すぐに救急車を呼んで対応することが出来、また祖母から具合が悪いという電話がかかってきたときは、大学から急いで帰ったことも何回かあります。
もし自分がいなくなり、祖母が救急車を呼べるような状況ではなかったら、そのまま死んでしまうかも知れない。その時一体誰が責任を取るのだろう...?

「後は頼んだ」と言って亡くなってしまった祖父の言葉もずっと頭の中にあり、仏壇の祖父の写真を見ては「言葉が少なすぎてわかんないよ!」と心の中で文句を言ったりしてました。

祖母の体調が悪くなってから、長期の留学を諦めたり、なるべく早く帰ったり、友達の誘いを断ったり、私の母や叔母と連携して何かあったらすぐ相談したりして、対策を練っておりましたが、その一方で、色々なチャンスを逃しているようにも感じられ、また周りの同世代の活躍を見て焦る日々でした。

でも、これまで祖母とはもめたことも何度もありましたが、私が長期インターンしてる最中、立て続けに深夜2時とかに帰ってきても諦めた顔をして許してくれたり、とても世話を焼いてくれたり、体に気を使ってくれたことを考え、兄と合わせて10年近くお世話になっておきながら自分の個人的な理由だけで出ていってよいものかという葛藤もずっとあり、なかなか決めきれませんでした。

考えても答えは出なかったので、考えないようにあえて忙しくしたり、他のことを考えるようにしておりましたが、ずっと逃げ続けることもできません。なので、様々な人の考えの力を借りて、自分なりの答えを出してみることにしました。

読んでみた本(全部は読めてないです)

・残酷な世界で生き延びるただひとつの方法 橘玲
・マネーロンダリング 橘玲
・バカが多いのには理由がある 橘玲
・人間の本性を考える ピンカー
・心の仕組み ピンカー
・心の社会 ミンスキー
・なぜ選ぶたびに後悔するのか シュワルツ
・選択の科学 アイエンガー
・困難な成熟 内田樹
・世界は分けてもわからない 福岡伸一
・史上最強の人生戦略マニュアル マグロー
・悩みの正体 加藤諦三
・その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 小林昌平

橘玲氏は、感情論抜きでとても論理だてた文章を書くので、悩んだ心を冷やすために読むことにしました。
その他は、「心」と向き合うため、「心」に関する本を片っ端から図書館で読み漁ってみました。
普段はこういう系統の本はあまり読まないため、途中から気持ち悪くなりました。

本を読む過程で色々と思ったことはもちろんあるのですが、本を読むにつれてどんどん強くなっていった感情は、

「結局、答えは自分の中にしかない」

というある種当たり前のことでした。(当たり前過ぎてすみません)

自分は結局、自分の中に答えがあるのに、すべて丸く収まる方法を考えていたため、ぐるぐる堂々巡りをしていたのだと思います。

でもそんなことをしていて答えが出るはずもないので、まず自分の気持に正直になって、譲れないところ、妥協できるところに分けて、最適解に近づいていくしかないのです。まずは自分の心に正直にならないと、どれが自分の気持かわからなくなり、後々とても後悔することになります。

心理学ってなんとなくとっかかりづらくて敬遠していたのですが、今回いろいろと読んでみて、とてもためになり腑に落ちたことも多かったので、また本の感想を個別でまとめてみたいと思います。

心理学の本は、個人個人、置かれた立場によって読むべき本も変わると思うので一概にランキングづけは出来ませんが、全部面白かったので、これを読んでくださっている方の中で、何か困ったことや悩んだことがあったら、上記の本を何冊か読んで、
「答えは自分の中にしかない」
と開き直って、自分の心に正直に選択できると良いですね。

それではまた。


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