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想い出はきれいなままがいい。

中三のとき、高校の受験勉強のために、私は個別指導塾に通っていた。

英語の例文と単語を丸ごと覚える単語テストがあったのだが、私には合ったようで、英語が飛躍的に伸びた。

自分で丸つけするのはつまんないけど、目の前で先生に丸付けされるのが快感だった。

中三の春から通い始めて、私はある大学生の講師を好きになった。

私の好奇心旺盛な態度を認めてくれる爽やかな好青年で、博学だった。

進路が決まって、塾をやめる時に中学生だった私は先生に告白するんだけど、もちろんあっさりふられた。笑。

それはそれで中学校の恋の淡い想い出…としてとっておけばよかったんだけど。

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時は経ってSNSを通じて4年前にその先生からメッセージが来た。

昔の恋心も手伝ってなんとなく話は盛り上がり、帰省のタイミングで久しぶりに会うことになった。

先生はまだ独身らしい。私は新しい恋に繋がるかな?って、とてもワクワクしていた。

けれど、やってきた先生は見事に丸くなっていて、内心私はドン引きしたのだった。37歳。そりゃ体型も気をつけないと緩んでくる。

言動でもうーんと思うところがあり、結局その後は私の心が冷めてしまい、連絡も取り合うこともなく自然消滅…その後も会っていない。

これが物語だったらイケメン紳士が現れてトントン拍子でうまくいくんだろうけど、現実はこんなものである。

想い出の中で爽やかな好青年として残っていた方が良かったのかもしれない。

どういうご縁で切れたご縁が再開するかは分からないけど、「過去の彼」が現れるのでなく「今の彼」が現れるから覚悟しなくてはならないなぁ。

もちろん、いい方向に転がっていることもあるだろうけれど。

まぁでももし彼とうまくいっていたら実家に戻っていただろうから、ある意味良かったのかもしれない。

奇跡?単なる偶然?チャレンジしたことは良かったのかな?答えは出ない。

なんとなく思い出したので書いてみた話。

#久しぶりnote #想い出話


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