たえぬ光を見るよしもがな

この半年間、月に一回鴨長明『方丈記』の勉強会に参加していた。

下鴨神社の禰宜の子として生まれたが、父を早くに亡くし後ろ盾もなく家督争いに敗れる。琵琶と和歌の才能に恵まれながら、世渡りがあまり上手くなかったようで、出世できない。

長明は出家して晩年は日野に隠棲し、方丈の庵を結ぶ。そこで書かれたのが『方丈記』だ。不器用で孤独な男の姿が浮かんできた。

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長明は月を好んだ、月の句をよく詠んだらしい。

月影は 入る山の端も つらかりき たえぬひかりを 見るよしもがな

月の光が沈む山の端も薄情だ。絶えない(月の)光を見る方法があればいいのに。

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月の光はよく仏法に例えられる。彼も救われたい何かがあったのだろうか。

救いの月の光がいつまでも、目に映っていたらいいのに。いつでも、そばにいてくれたらいいのに。

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