きっかけ

　業務改善の一環で会議を減らしたり、業務を見直したりしている。その中でふと感じたのが、自動化である。毎日朝には決まった作業をしている。業務システムを起動して、ＩＤ等の入力。特によく使用する項目を事前に開いておく。
　毎日毎日全く同じ作業を繰り返している。これ自動化すれば新聞読めるかな。
　これがきっかけである。ネット検索すると、自動化ソフトが出てきた。早々インストールして使ってみる。確かに新聞が読めるようになった。

MicrosoftのPower Automate

　マイクロソフトが、2021年3月無料公開したRPA（Robotic Process Automation）ツールである。
　業務自動化を目指し、どんな業務が自動化できるか調べてみた。自分の仕事の一つに、消耗品の購入伝票処理がある。伝票をチェックして所属部署の予算執行を確認し、経理課へその伝票を廻す仕事である。
　未だアナログで行っているわけだが、ここでは、提出された伝票をスキャニングして控えを取り、エクセルで所属部署の予算執行を状況を入力している。このあたりは自動化したい。
　早々無料版のPower Automateと複合機を用いて半自動化ができた。今までよりちょっとだけ行程を減らすことができた。まだまだ今後の改良が必要だが、職場全体のディジタル化の動きもみながら、修正が必要である。
　RPAの第一歩体験として、自分の勉強になった。

株式投資　銘柄抽出

　なんとなく使い方がわかったので、趣味にも生かすことにした。趣味で株式売買をしている。

　RPAを利用して、銘柄自動抽出なるものを作ってみたくなった。自分は特定の条件を証券会社のスクリーニングと、バフェットコードの二つを利用してクロス集計させ、銘柄抽出をしている。これを自動化できれば非常に楽である。無料版のPower Automateで早々作ってみた。さすがMicrosoftだけあって、エクセルとのリンクはばっちりである。あとはWebからスクレイピングすることもできる。
　うまくできた。しばらくすると、エクセルに自分の条件に合った銘柄のリストが現れる仕組みである。カブロボなどもあるが、自分の条件は様々な情報を組み入れているので、条件が足りないので自分は使っていない。

アマゾンからの自動化のおすすめ

　どこからデータを収集してくるのか不思議であるが、アマゾンからおすすめの本に目が止まった。

 Python とエクセルの組み合わせの自動化ツールである。すごく気になる。PythonでＷｅｂサイトの構築をした経験がある。ある程度は理解しているつもりである。ならば、やってみる価値がある。すでに無料版のPower Automateで株式銘柄抽出はできているが、勉強のためにもPythonの導入も面白そうである。
　さらに以下の本がアマゾンから勧められた

　単なるイメージであるが、こちらはちと難しい感じがする。しかし、どちらも気になる書籍である。最近はPythonに興味があるので、この言葉にはすぐに反応してしまう。

さいごに

　自動化はまだまだこれからであろうが、まずはできることから取り掛かってみるのもひとつであると思う。一番取り掛かりやすいのは趣味からである。自分の場合もそうであった。BASIC言語を学びだし、自分の趣味に活用するために、必死で学習した。趣味の一環であるため、学習していても楽しい。
　この楽しいが重要である。仕事効率化ってのもやりたいところであるが、個人だけで進めるには限界がある。職場全体の改革が必要な時もあるためなかなか進まない。その点、趣味なら個人。自分がやるかやらないかである。