11202019
慶應大学へ。
中国出身のTAさんにこれが福澤諭吉だよ、と銅像を指差すと「誰ですか」という話になり「1万円札の人だよ!」と説明を変えたりした。
シンポジウム(というかワークショップに近かったかも)。グローバルMOOC呼ばれる、大規模公開オンライン講座を大学から発信している大学はそれほど多くない。しかも制作から配信までをインハウスで行うとなるといわゆる研究室というよりはちょっとした教育系ITベンチャーオフィスのような仕事が求められる。他方では、研究としてのアウトプットも大学として、研究者としてはなんらか出していきたい。そんな各大学のプロジェクトミッションと研究とのジレンマが今回のワークショップでも感じられた。同じMOOC制作配信担当としてわかりみが過ぎることが多かった。
現場担当の多くは日本の大学が海外に講義を提供する意義は主に大学や特定の研究分野のプレゼンス向上にあると考えていて、これまで私が担当した講義でも受講者の7割は阪大のことは知らなかったということがアンケートからわかっている。
プレゼンスという役割から学内利用へとシフトして、制作した講義コンテンツをいかに持続可能な教育リソースとして活用するか。MOOCはグローバルからローカルへの活用が求められるというのも、おそらくは現場の共通認識だろう。このことはSDGsのようなミッションを含ませながら、実際は事業として継続するためのフィナンシャルな事情によるところが大きい。
シンポジウムを終えてホテルから某所へ。
なぜかタイ料理。写真にはないがマッサマンカレーがめちゃくちゃ美味しかった。
新しくできたアパホテルの窓からはみなとみらいの夜景が。部屋はめちゃくちゃ狭いけど機能に無駄がなくなんというか快適だった。風呂は階下の温泉を使ってゆっくり湯船に浸かれるし、コンビニがホテルの中に併設されていて、酒とつまみはそこで手に入る。2-3泊ならこういうホテルはコスパも含めて使い勝手が良さそうだなと思った。
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