GoClimbing さぁクライミングに行こう

東海地方のクライミング情報誌。「ボルダリングって?」「興味はあるけど、危険なんじゃ?」…

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東海地方のクライミング情報誌。「ボルダリングって?」「興味はあるけど、危険なんじゃ?」「スポーツクライミングとフリークライミング、どこが違うの?」など、クライミングについての疑問をわかりやすく説明。https://sohmiyaseiyu.stores.jp/で販売中。

最近の記事

スポーツクライミング・オリンピック選手選考のCAS提訴問題を考える 後編

スポーツクライミング・オリンピック選手選考のCAS提訴問題を考える 後編をお届けします。 ちなみに、前編の見出しは以下でした。 まず、選手選考規定の発表や前編をリリースした11/16以降のニュースを時系列によりご紹介します。 ・2018年10月 IFSCの選手選考規定公表 ( IOCの承認) ・2019年5月 JMSCA 基準を公表 (IFSC規定に準拠) ・2019年8月 八王子大会 ・2019年10月 IFSC規定 旧解釈から新解釈に突然変更 一方的通告

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    • どんな手段を使ってもあとにはひけなかった

      続・クライミング文献ノート 第1回『岩と雪』137号掲載の「小川山「ナイル」事件の顛末」について クライミング専門誌『Rock & Snow』の78号から85号で2年間で計8回。「クライミング文献ノート 温故知新」を掲載させていただきました。具体的には以下です。 第1回「岩を傷つけずに登ったことがうれしい」桑田英次著「屏風岩の一登路に就いて」(『山岳』第26年3号) 第2回「靴を脱げ、そして洗足(はだし)で登れ」藤木九三著「近代登山と道義観」(『雪・岩・アルプス』、梓書房

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      • 共同ニュース「クライミング、連盟が変更認める 五輪出場基準の解釈」の簡潔な解説

        共同通信社は、2019/11/28 21:34 (JST)、スポーツクライミング の東京五輪出場基準に係る共同通信からの質問に対してIFSCから書面で回答があったとして、以下のニュースをリリースしました。 「日本山岳・スポーツクライミング協会が、東京五輪出場基準の解釈を国際連盟が変更したと主張している問題で、国際連盟は28日、共同通信の質問に書面で回答し、解釈を変更したことを認めた。外部から当初の解釈とのずれを指摘され「その助言に従わざるを得なくなった」と説明した。」 ht

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        • livedoorNEWS「混乱するスポーツクライミング五輪選考、日本側に勝機はあるか?」への疑問

          livedoorNEWSは、2019年11月8日14時9分付で「混乱するスポーツクライミング五輪選考、日本側に勝機はあるか?」(文=フモフモ編集長)という記事を掲載しました。 https://news.livedoor.com/article/detail/17351432/ しかしながら、弊誌の見解はこの記事とは大きく異なります。 5つ指摘します。 指摘箇所は引用した記事に赤線を引いて、画像で示します。 その1 日本側 枠は個人に付与と認識 独自の選考基準ではない

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        スポーツクライミング・オリンピック選手選考のCAS提訴問…

          オリンピック予選大会 (トゥールーズ大会)の出場者リストから窺えること “Subject to IOC confirmation”の衝撃

          数日前でしたか、スポーツクライミング の土肥圭太選手がインスタグラムでこうコメントされていました。 突然のルール変更 1国男女各2人ルール削除 トゥールーズ大会 この直接の理由はとてもシンプルです。 既に複数のメディア(eg. climbers-web.jp)が報じているように、突然のルール変更があったからです。最速で報じたのはたぶん8aニュース。11月3日に教えてもらいました。 https://www.8a.nu/news/ifsc-change-selecti

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          オリンピック予選大会 (トゥールーズ大会)の出場者リスト…

          スポーツクライミング・オリンピック選手選考のCAS提訴問題を考える 前編

          11月1日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。以下です。 クライミングで五輪選考基準変更 日本は取り消し求めCASに提訴「日本山岳・スポーツクライミング協会は1日、東京都内で記者会見を開き、国際連盟が当初定めた基準の解釈を「大きく変更した」と主張した。」 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191101-00000205-kyodonews-spo 発生した事態はこういうことのようです。          1.①IFSCが、楢崎

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          スポーツクライミング・オリンピック選手選考のCAS提訴問…

          クライミングと法律 −誓約書の違法性−

          その誓約書はなかったと思ってOK 創刊準備号でこう予告しました。 誓約書「事故が発生しても、すべて自己責任なのでジム側の責任は一切追及しません。」にサインしてしまったらジムでケガをしてもジムの責任はまったく追及できないのでしょうか? 結論から言うと法律はあなたの味方です。 大丈夫です。 実際、スキューバダイビング講習中の事故で裁判所はこう判決しました。 ( )内は編集部の解説。 一切の請求権をあらかじめ放棄させるのは、公序良俗違反で無効 「スキューバダイビ

          クライミングと法律 −誓約書の違法性−

          課題の法的保護プロジェクトを!!

          年末年始。クライミングコミュニティを震撼させる事件が発生しました。それは貴重なボルダー課題が意図的に改変された(チッピング)という情報でした。SNSは悲しみと怒りにあふれました。 岩がダイナマイトで破壊されたわけではありません。削られた岩の量は少量です。一ヶ所につき数ミリでしょうか? クライマーでさえ変化に気づかないかもしれません。「じゃあ、なぜ大騒ぎになるの?」クライマーでない人はそう感じるに違いありません。 どう説明すればよいのでしょうか、クライマーなら言葉を

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          クライミングと法律

          クライミングと法律? 関係ないんじゃないの?  そう思っている皆さんに 「それは間違いです。インドアでもアウトドアでも、ぼくたちは法律の元にあります。このことを意識していないと、たいへんなことになりますよ」 というのが、このコラムを掲載する目的です。 友人と一緒にホルダーやルートを楽しんでいるとき、どんな法律が皆さんに作用しているのでしょうか?  いくつかの具体的な例をあげてみましょう。 クライミングジム ・ジムに行くと同意書や誓約書という書類にサインや捺

          GoClimbing第2号

          GoClimbing創刊号

          『Go Climbing』発刊にあたって

          さぁ、クライミングに行こう! このたび、私たちはフリークライミングの情報誌『Go Climbing』を創刊することにいたしました。 「興味はあるけど、クライミングって危ないんじゃないの?」 「かなりの体力や運動神経が必要なんですよね」 「安全はどうやって確保するの?」 「 用具は?」 「費用はどのくらい?」 「どこへいけはいいの?」 「予約は?」 「ボルダリングジムとクライミングジムは同じ?」  「外岩って?」 「マナーやルールは?」 「ボルダリングとルートクライミングの違

          『Go Climbing』発刊にあたって