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④セルフステアってなんですか⁉️セルフステアを使えって言われたけど、何言ってるのか分からない😅

こんにちは😃
MIDGARD TOURING CLUB(ミッドガルドツーリングクラブ)のまろうどです。

ライディングテクニックを勉強すると、セルフステアと言う言葉をよく耳にしますね。

セルフステアはバイクを運転するにあたって基本的な技術であり、初心者〜中級者の習得すべき目標でもあります。

今回は、セルフステアがどういうモノなのか❓
ライディングテクニックの視点で解説致します。

バンク角に合わせてハンドルが自然と切れ込むのがセルフステアと聞いていると思います。
大まかに言えばそれで合ってます。

そして、セルフステアができるとどんなメリットがあるの❓
タイヤのグリップが上がるので、より安定して走れます。
コーナリングはより小さく、より速く曲がれるようになります。
まるで夢のような技術ですね😆

実は、セルフステアは2種類あるんです。

どちらも、バイク自身が持っている能力です。

ライディングテクニックはバイクを意のままに操る技術ではなく、バイクの能力を引き出す技術のことです。

2つのセルフステアの特性と、その引き出し方を覚えてください。
もちろん頭で理解するのではなく、身体で覚えてください。

ライディングテクニックの基本《セルフステア》の特性

①安定して曲がる
②安定して直進する

まずは①安定して曲がるから説明します。

一般的なセルフステアの説明では不足している部分が多いので、とっても詳しく説明します。

バイクのコーナリングは4つの要素がお互いに影響し合って決定されます。
・舵角(ハンドルを左右に動かす)
・加速度(アクセルとブレーキ)
・重心位置(バイク+ライダーの重心)
・バンク角(バイクの傾き)

これらの関係を、バンク角の変化で見てみましょう。

・舵角を深くすれは、バンク角は浅くなります。

・加速度を上げれば、バンク角は深くなります。

・重心位置を旋回内側に移動すれば、バンク角は浅くなります。

この動きが絡み合って、それぞれの要素が変化します。

この4つの要素は誰がコントロールするのでしょうか❓

・舵角:バイク(セルフステア)
・加速度:ライダー
・重心位置:ライダー
・バンク角:上記3つの結果

バイクのハンドルを左右に動かすのはライダーではなくバイク自身なんです。

加速度と重心位置から適切な舵角を決めるのはバイクの役割なんです。
その結果、バンク角が決定します。

バイクに乗っているあなたがやっていいのはアクセル&ブレーキ操作と重心移動だけです。

ハンドルの舵角はバイクの仕事なので、あなたはハンドルに体重を乗せたり、ガッツリ握ったりしてはいけません。
ハンドルが自由に動けるようにしてください。

具体的にどうすればいいのか❓
それは、次回説明する『コーナリングフォーム』までお待ちください😅

そして②安定して直進するの説明をします。

バイクが勝手にハンドルを左右に動かすことは、先程説明した通りです。
そしてそれは、直進の時も同じなんです。

路面は決して平らではありません。
アスファルトは凸凹しています。

凸凹している上を丸いタイヤが転がっている訳です。

丸いモノは凸の上に乗ると転げ落ちます。
逆に、凹の窪みにハマります。
そして、凹にハマったまま進んだ方が安定します。

なので、タイヤはアスファルトの凸凹の凹凹凹凹凹凹凹凹凹の上をずっと走ろうとします。

アスファルトに縦溝が彫られていると、タイヤがその溝にハマろうとするのも同じ原理です。

走行速度が低いほど、凹の上を走って安定しようとするのもセルフステアの特性なんです。

その時にハンドルはほとんど動いていませんが、ハンドルに体重を乗せていない方がバイクは安定して真っ直ぐ走ります。

タイヤの変形とフロントフォークの捩れとハンドルの舵角の合計がセルフステアになります。

正しい『ライディングフォーム』を取ることで、直進時のセルフステアは獲得できます。

以上がセルフステアの説明になります。

かえって難しい説明になったような気もしますが、必要な概念なので覚えておいてください。

それではまたの機会に👍
まろうどでした😁

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