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ありきたりな言葉は中指立てて消す1年にします。

#新年の抱負

このくらいのタイミングでnote書いておかないと、物書きの側面が自分の中から消えると思って、新年の抱負というものを引き金として一発書いてみようと思う。

今年度4月に社会人になり、何かできていることがあるのか分からないまま年末まで駆け抜けた。
仕事で力を入れたことなどない。全部力を入れた。力を入れなければ、どの仕事も終わらせられなかった。終わらせて、チェンソーマンが更新されるタイミングだけを生きがいに駆け抜けた。
年末近く、先輩の最終出勤日にダブルブッキングをかまし、ご迷惑をおかけしたことを心の隅で引き摺りつつ、何とかそれを忘れようと事業所内のごみ捨てを率先的に行い、キビキビ動いた末に笑顔で「お疲れ様でした!」と言って東京メトロホームに駆け込んだ28日18:45。

それから、ふつーに休日を過ごした。4時まで起きてポケモンSVをやり、ファイナルファンタジーの実況配信アーカイブをフルで見て、エヴァを序・破・Q・シンと見た。
年始の親戚の集まりには遅刻をかまし、御屠蘇を呑んだ後にコカ・コーラを口の中に流し込んで、「まだまだガキ臭いまんまですわ」という雰囲気で、可愛げのある笑顔で笑った。
エアフォースワンをもう一足買い、GU&ユニクロの新作を見に行って、紀伊国屋書店の前を通り過ぎて、無印良品でシャンプーと化粧水を買った。
家に帰ってからは、岡本太郎の本と仕事で使う本を交互に読んで、飽きて、寝転がってYouTubeを見ていた。

こういう休日の延長戦の中でもそうだが、とりあえず今年も自分を一番支えてくれた音楽業界の功罪サービス「Spotify」に感謝を。

Spotify、今年のまとめ。

ポスト・マローンがベスト・アーティストだったのだが、一番のお気に入り曲はMGKでした。テネットのED(「The Plan」)はそこまでたくさん聴いてたのかと意外に思った。
そして、日本語の曲で一番聴いたのは、Japanese HipHop界のダークスター「RYKEY」(RYKEY DADDY DIRTY)の名曲「REAL AIR LINE」でした。この曲はリリックが良いです。REAL-Tのバースは癖があるけれど、RYKEY団長のフックにいくまでの助走としてベスト!

RYKEYの曲はどれもたくさん聴いた。声質とリリックの率直さで、何百回も自分を鼓舞して、事業所最寄りの駅に降りたり、喫煙所から職場のオフィスに戻ったりした。そして、仕事が終わって次の日が休みの時は、これまたRYKEYを聴きながら帰り道でトリプルトーループした。RYKEYがいたから逃げずに済んだ。聴いたことがない人は、ぜひ聴いてみてください。
(以下に、俺が組んだRYKEYの必聴プレイリストを載せておくね!)

RYKEY feat REAL-Tの「REAL AIR LINE」のフックで、RYKEYは以下のように歌っている。

ありきたりな言葉は中指立てて消した
スキップをしても満たされないブルーな空の朝方
あの時は浅はかだがすべて血混じりに溶かして
ぶっ壊した頭フル回転に回して
臭ぇ口で歌う真夜中の歌には
臭ぇ口で歌う真夜中の歌には
目をつぶってても開いてても見える現実に
ビビッて逃げてた自分にはもうおさらば
From Spotify

RYKEYの壮絶な歩みと都内の中堅ボンボンの俺が歩んできた道は全然違うかもしれない。だけど、自分の思う言葉の素敵なところは、その言葉が文脈と切り離され、勝手に誰かの中で解釈されて、その人を笑わせたり勇気づけたり泣かせたりするところ。

やるせなくて、満たされず、原因不明の軽い憂鬱を、朝の空を見ながら抱えて、だけど仕事の現場に行ったらそこで生き抜くために死に物狂いで頭を回している。そうしながら、現実に何とか向き合い続けた自分を、まずは褒めてあげたい。
ラーメンに煙草、ぬるいミネラルウォーターで不衛生で臭い息をまき散らし、RYKEYを聴きながら、力に変えていく今日明日の我が身。
この社会の中で、クソ雑魚扱いされながら苦しんで楽しんで生きていく。そこに言い訳をしたりする自分と、邪魔をしてくる奴らに中指を立てて、逃げずに来年も歩む。

「ありきたりな言葉は中指立てて消す」
「現実にビビッて逃げる自分におさらばする」

今年は、この抱負で行きます!

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