先天的に心臓に穴のある子が生まれるのはよくあること

 昨日、予定通り娘の次女(15ヶ月)が榊原記念病院に、28日に予定された心臓手術のための準備入院した。完全看護ではないため、母親も一緒に付き添いで約二週間、缶詰状態になる。

 病名は、「心内膜床欠損症(房室中隔欠損症)」といって、生まれながらに心臓に穴が空いている状態で、最近ではあまり珍しくもないそうだ。この件は以前、ブログにも書いた(参照)。どこに穴があるかによって生後、数年で穴が塞がる場合もあるそうだが、娘の子供の場合は、心臓内部の弁の近くで、幸い、成長とともに人工弁を付け替えるような手術は免れた。一生に一回でいいとはいえ、喉の下から肋骨の下まで切開し、心臓を覆っている胸骨を数本切断して開胸し、心臓の切開手術をするという、大きな手術となる。それでも、術後10日ほどで抜糸し、様子を見て退院できるというスピードだ。さほど難しい手術という類でもなさそうで、全ては医者におまかせるのみだ。

 当初、お留守番の上の子の面倒を誰がどのように見るか検討している中に、私が諏訪で預かるという話もあったが、父親が何とかするということなので、口を挟まないことにした。こういう場合、親のやることを黙ってみていた方が良さそうだ。

 ところが先日、娘から電話で、父親と相談した結果、退院後、自宅療養は付きっきりになるし、家事や買い物、上の子の散歩などの留守番役までは父親ができないということで、娘が2人の子供を連れて諏訪で療養したいという話の展開になった。もちろん二つ返事でオーケーした。

 退院後、切断した肋骨が元のように戻るまではできるだけ泣かさない、転ばないように注意する必要から、上の子と遊びたがる時など、細心の注意が必要になる。そのため、上の子を飽きさせないように外に連れ出して運動させ、疲れてころっとお昼寝でもしてくれると私が助かる。など、色々生活方法を模索している。

 早いところでは今日から大型連休になる会社もあると思うが、退院後、一ヶ月くらいは家で療養することになるだろうか、だったら今のうちに私の実家に顔を出してきたほうが良さそうでもあり、来週末に計画している。なんせ、父親が危なっかしい。ついでに、手術後の経過が良ければ、実家からお見舞いに行かれるかもしれない。娘の必要品なども聞いておこうかと思う。

 連休の後半だが、私の長男が帰省するらしい。仕事が忙しく、休めても三日間位だそうで、付き合っている彼女が岡谷市出身というのもあり、私の帰りの車に便乗してきそうだ。

 何かとバタバタしそうだが、自分の旅行とか遊びの計画と違い、周囲に合わせて自分が動くというパターンは好きで、何が起きても可能にする。または、何とかする、というのが好きだな。人の役に立つ間は、人生は華というものかもしれない。何かと助けが必要な若い夫婦と、何かと助けが必要な老いた私の両親の間で、身動きできる私がいい塩梅に並んでいるものだな。

 

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