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スーパーフード「そばの実」の活用。レジスタントプロテインとは。

エストニアでは、日本と違い米を毎日食べる文化はありません。スーパーで米を探しても、インディカ米のような細い形の米が多く売っています。

もちろん、ジャポニカ米のような丸みを帯びた米も売っています。「SUSHI RICE」と称したお寿司専用のジャポニカ米もあり、お粥用に売られている米がジャポニカ米によく似ています。

日本の米のように食べられているのが、「TATAR」そばの実です。

ビュッフェレストランへ行くと、主食として、マッシュポテト、ライスと並び、そばの実を選ぶことができます。

調べてみると、ソバの主要産国としてロシアが上がっていましたが、エストニアはロシアからの文化に大きく影響を受けているため、そばの実を食べる文化があるのかなと考えられます。

私自身、日本の麺である蕎麦しか食べ方を知らなかったので、少し驚きでした。そう言えば、そば粉を使ったガレットフランスの食べ物だったよなー。あ、ここもヨーロッパだもんなー。そりゃあるわな。と納得。

そばの実 英語:buckwheat

スーパーフードと呼ばれている「そばの実」。

そばに含まれる「ルチン」という栄養素に、血液改善効果があります。ルチンはポリフェノールの一種で、毛細血管の老化を防ぎ、血液の流れを良くする働きがあるそうです。毛細血管を強くしてくれるんですね。
じゃあ、日本人はよく蕎麦を食べるから、めっちゃ健康やん!って思ったんですけど、ルチンは水に溶けやすく、麺を湯がいている間に、栄養が全て水に溶けていってしまうみたいです。


あーだから蕎麦湯を飲むんだ!!納得。

エストニアの人たちは、そばの実をそのまま炊いて食べます。ってことは、栄養もそのまま取れて理にかなってます。

そして、これだけではありません。
「レジスタントプロテイン」というものが含まれています。このレジスタントプロテインとは、タンパク質でありながら、脂肪の吸収を抑える食物繊維の働きを持つという素晴らしい食品成分なんです!!

レジスタントプロテインを含むそばの実だけでなく、一緒に食べたものの脂質や糖質の吸収も穏やかにしてくれるという優れもの!!

これらを踏まえて、一番より良くこの栄養を取り入れられる調理法は、

「そのまま炊いて食べる。」

に限ります。笑

< 炊き方 >
そばの実  2カップ
水     そばの実の1.5倍
塩     2つまみ

1. ボールに入れて、水で軽くすすぐ。
2. 水に浸さず、そのまま鍋に分量の水を入れて強火にかける。
3. 沸騰したら、弱火にして15分蓋をして炊く。
4. 10分ほどそのまま蒸らして、混ぜたら完成。

私はそのまま食べるのではなく、焼き飯に混ぜたりサラダにしたり、ひき肉の代わりに使ってます。なので、固めに炊いてます。そばの実と水をほぼ1:1くらいです。今回は1.5倍にしたので、少し柔らかめですね。

餃子の具を、ひき肉の代わりにそばの実を入れて作りましたが、あっさりしていてとても美味しかったです!ベジタリアンやビーガンの人には嬉しい代用です。

そばの実の麻婆茄子(ひき肉の代わり)
そばの実vegan餃子(ひき肉の代わり)
そばの実入り焼き飯(食感が良くなる)

全てvegan仕様です。そばの実を使えば、栄養も取れて、こんなにも料理の幅が広がりベジタリアンやビーガンの人たちも食べられる料理美味しく作れます。


「その土地へ行ったら、その土地のものを食べよう。」

人間も同じです。住む土地の気候や風土に合わせて生きるのだから、その土地の気候や風土で育ったものを食べることが、一番の栄養です。旬のものであれば、より素晴らしい。


こんな感じで、エストニアでの料理を楽しんでいこうと思います♫

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