みぞおちの痛みはうつ病のせいじゃなかった説

お久しぶりです。

最近色んなことがあったんですが、まとめられるものからまとめていきたいと思います。

今日はちょっと前の話になるんですが、ずっと悩まされていたみぞおちの痛みについて、向き合ってくれる先生をやっと見つけたよって話を。

2年ちょっと前に発症したみぞおちの痛み。食後30分くらいで痛くなりはじめるけど酷いときは食前も痛い。関係があるのか分からないけど吐き気や嘔吐がある日もあり。何か所も胃腸科に行って複数回の胃カメラ・大腸カメラ検査をしましたがみぞおちの痛みの原因となることが多い胃潰瘍・ピロリ菌ではない、膵臓にも異常なし、原因は不明、「でもすごく痛いんです、どこかおかしいはずなんです」と訴えたら「他のどっか(頭)がおかしいんじゃないのか?どっか別のとこ(精神科)行ってくれ!」と言われたことも・・・。最後に通っていた胃腸科では機能性ディスペプシア(名前かっこいいけどつまるところ原因不明の胃腸の不調の総称的なところある)ということで治療を受けていたけど改善はみられず。心療内科でも病気についてあれこれ調べるなと言われ、私がおかしいのかなと諦めてうつ病の薬を飲み続けうつ病っぽい他の症状は治まってきてもみぞおちの痛みは変わらず痛みに耐える日々を過ごしていました。酷い時には体重が30キロ台になったことも。

この症状がもしかしたら自分のアレルギーと何か関係があるのではと思っていたタイミングで蕁麻疹がひどくて皮膚科に行った際にもらったアレルギー薬を飲んだところ蕁麻疹だけでなくてみぞおちの痛みも治まったんですね。この話を皮膚科の先生にしたところ血液検査を勧められたのですが、心療内科の先生から病気を調べすぎ、検査しすぎって怒られていたので検査を受けるべきか最初は迷い。でも先生が論理的に検査の必要性を説明してくださり、健康診断だと思って(休職してるから健康診断もないので)血液検査だけでも受けよう!と受けることに。

その結果で分かったのが貧血アレルギー反応。実は立ちくらみやめまいなど貧血の症状にもずっと悩まされていて、これまた複数の病院で検査していたんです。会社の健康診断も受けていたし。でもあなたは貧血ではありませんと言われて。この結果が出るまでは貧血のような症状もみぞおちの痛みと同じようにうつ病の症状で出てるのかな、その割に抗うつ剤飲んでも治らないけど・・・と思って生きていました。血液検査の結果、血中の鉄分は正常範囲内だけど本来肝臓に蓄えられているはずの貯蔵鉄なるものが底をついている隠れ貧血だということが判明。貧血すら検査しても見つけてもらえないことってあるんだ・・・と愕然とした瞬間でした。皮膚科の先生には、鉄分が不足すると抑うつ感等うつ病のような症状が出ることもあるからまずは鉄分を補給しようと提案してもらい鉄剤と、一緒に飲むと鉄分の吸収がよくなるビタミン剤を処方してもらいました。治るまでには半年~1年かかるらしい。

アレルギーはいくつかの項目に反応があり、胃腸の不調の際の血液検査では毎度好酸球の値が高かったことが頭をよぎる(胃腸科でも訴えたけど検査の結果違いますと言われていた)。心療内科の先生には病気をあれこれ調べるな検査をするなと言われているけれども。でも実際貧血すら見逃されていた。これで最後にするから、もう一度ちゃんと調べたい。そう思って皮膚科の先生にお願いして大学病院への紹介状を書いていただきました。もともと別の病気でかかっている(病気多すぎ問題)大学病院への紹介を依頼したので皮膚科の先生にとっては見ず知らずの病院に紹介状を書いてもらうことになってしまったのですが快く引き受けてくれて、しかもその日中には紹介状書いてくれたの。泣 本当にこの先生には感謝しかない。 

紹介状を書いてもらったのは胃腸科ではなくアレルギー・リウマチ科。大学病院ではまずは問診、何かと問題が多い身体と2年間近くに渡る病状について話さないといけないのでかなりボリュームがあったのですが時間をかけて話を聞いてくれました。そのあとは背中の皮膚に針で傷を作ってアレルゲン候補を刷り込んで反応を見るプリックテストをしてもらいました。皮膚科での血液検査では牛乳・卵・小麦に反応があってそれらは避けるようにって言われて一体何を食べたらいいんだって絶望していたんですが、プリックテストの結果、牛乳・卵・小麦には反応が出なかったんです(そういうことはよくあることらしい)!ヤッター!ヤッター!ただ小麦はプリックテストでは反応しなくてもアレルゲンの場合があるのでなるべく摂取量を減らすようにと言われました。

もろもろ合わせた結果、もともとアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎・ぜんそくの既往歴があって血液検査・プリックテストでもアレルギーの素地あり、腹痛時に好酸球値が高いことから好酸球性胃腸炎という病気の可能性が高いとのことでした。ただ確定診断には実際に胃腸に好酸球が湿潤しているのを確認しないといけないらしいんですが、以前診てもらった病院の検査の時に大腸に炎症があったんだけどそこからは好酸球は見つからなかったんです(それで機能性ディスペプシアということになり効かない治療を受けることに)(あとでいろいろ論文とか調べたら炎症があるところに必ずしも好酸球がいるとは限らないらしく炎症でないところを含む複数個所から生検を採取しないといけないらしいんだけど検査したクリニックではそこまでやっていなかったしそもそも腹痛の原因は小腸説もあるけど小腸はカメラでは見れない)。なのであくまで疑いが強い、今は症状も収まっているのでできることなし、当面様子見ってことで一旦話がまとまりました。

いや、長かった。ここまでくるまで本当に長かった。

でも私の不調に真剣に向き合ってくれた先生が一人でもいたこと、自分が感じていたうつでこんなことになるんだろうか、原因はほかにあるんじゃないかってことについて一緒に考えてくれる先生と出会えたことが本当に良かったです。

実はこの不調と同じ不調を高校生の時にも体験しました。今回の発症時と似た状態の時(強いストレスを感じる出来事があったとき)に発症して症状はほぼ同じ、半年ちょっと症状が続いて通常の胃薬等は効果なしの状態が続いたんですがその時は何が効いたのかたまたま良くなって。当時は胃潰瘍とかだったらどうしようと怖くて親にも言えずずっと我慢していました。私の場合強いストレスが発症の原因になるみたいなので人生の節目節目ストレスを溜めないようにして発症してしまったらなるべく早めに対応するしか方法はないのかな、と思います。

今は蕁麻疹はたまにできるものの症状は落ち着いています。また別記事にまとめますが、いろんな治療が功を奏したのか徐々にごはんも食べられるようになり体重も戻ってきました。だんだんあとは自分の内面と向き合うだけというフェーズに入ってきたのかなと思います。

長くなりましたが今日はこのへんで。


ぺたり




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