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「どれくらい好奇心があるか」ではなく「どのような好奇心があるか」を考えよう

しゅんしゅしゅんです。

「どれくらい好奇心があるかではなく、どのような好奇心があるか」が正しい問いなのだ。好奇心には種類があると考えよ。なんともコペルニクス的なお話。好奇心シリーズ第二弾は伸ばすべき好奇心について。

※第一弾の好奇心を育む質問の威力についてはこちらのnoteを。

ハーバード・ビジネスレビューのある論文の中で好奇心が5つに類型されている。欠落感。心躍る探求。社会的好奇心。ストレス耐性。高揚感の追求の5つだ。超要約すると、こんな感じ。

■欠落感
これは自分には足りない知識がある。その知識を身に付けると安心できるといった類のもの。ちなみに私はこの手の好奇心はあります。仕事でもプライベートでも新しいことに取り組む時に、情報を集めてからでないと中々動き出せないタイプです…。そのための努力は厭いません。真面目や頑張り屋と言い換えられるかも。

■心躍る探求
世の中の素晴らしい事物に驚嘆し魅了された心地よい状態。旅とか芸術とか趣味とか好きことに没頭ってのはこれに近いのかな。一般的に好奇心と言われるものに近いかも。ちなみに私はこれはやや弱いかも。

■社会的好奇心
話す、聞く、あるいは観察することで、他社の思考や行動を知ろうとすること。ちなみに私はこれは得意ですね。観察が好きですし、敵味方や場の空気を察知してうまく立ち回りたい欲が強いもので。好奇心というか共感力とも言える。

■ストレス耐性
これは新しいものや珍しいものへの不安を受け容れ、活かそうとする意志。うーん、私は新しいものへのタフネスさはあるが、変化をネガティブに捉えてしまうことがある。変化を活かしてやろう!とポジティブには強く思えない…

■高揚感の追求
これは複雑で変化に富む強烈な体験をするためになら、物理的・社会的・金銭的リスクをいとわない姿勢を指す。ちなみに私これないですね。変化へのノリが悪いというか、リスク志向というか。失敗が目に浮かんでしまう腰の重さがある。

この5つのうち特に、ストレス耐性と社会的好奇心は仕事の成果を高める効果を持つらしい。ストレスに耐えられない人は挑戦機会を求めたり異議を唱えたりする可能性が低く、気力にかけるからだと。社会的好奇心は言わずもがな。対立解消や支援獲得に有効だからだ。

なんにせよ好奇心を一面的に捉えたのでは、好奇心という資質が仕事と人生の充実にどう役立つかを理解することはできないと。

なるほどねえ。

心躍る探求や高揚感の追求が個人的には弱いと感じるが、これらの好奇心を伸ばすことは、ビジネス上は急務ではないのかもしれない。でもオペレーティブ寄りな仕事や改善的な仕事や10→100のフェーズの仕事であればよいかもしれないが、0→1や1→10のフェーズの仕事では心躍る探求や高揚感からくる新たな行動から得られるインプットがないと、やっていけないような気もする。特に最近は「好きへの没頭」ここでいう心躍る探求系に注目が集まっているわけで。

AIにはなく人間にしかない能力について書かれている論文もあった。その中には、あたりをつけるシミュレーション力、知らない領域・範囲が存在することを知っているメタ認知力、その知らない世界にはみ出そうという好奇心。これは人間にしかない力だと。

さてさて、AI全盛期。好奇心は人に残された強みである。好奇心最強説を唱えるしゅんしゅしゅんとしては、どの好奇心も衰えさせずに、伸ばしていきたいものだ。どうやって伸ばしていきましょうかね。

では。

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