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一石十鳥の十方良しの欲張りさんが失うもの

しゅんしゅしゅんです。

朝倉さんの「ファイナンス思考」、石野さんの「まんがで身につくファイナンス」を読了しての最後の記事。

ファイナンスを考えることって、事業全体を見ること。視野を広げて視点をあげることなんだなと。組織に属する全員がそのファイナンス思考をもつことは大切だと思う一方で。

それはそれでどうなんだろうと。

お前は売上だけ!お前はコスト削減だけ!とかその部署その部署、そのチームそのチームで、目的を絞ることも大切だと思うからだ。

「売り上げは落とすな、コストは下げろ」「短期的な価値をあげながら長期的な価値もあげろ」などなど。簡単に十方良しで一石十鳥くらいの施策を考えろと、人は良く言う。

「腕の見せどころ!」って言いたいところだが、難易度は高い。「うーん。こっちを立てればあっちが立たず」なんて言っている間に、時間がどんどん過ぎていく。つまり動きが遅くなるんですよね。単一の指標を追い求めた方が施策はスピーディーにうてる。

全てを達成しようとすると質も高いと思いきや、狭い範囲でヒットを狙っている感じ。おさまりどころのよい丸い企画が多い。すげー怖いけど、ワクワクするって企画が少ない印象。

視野広く、視点高くは大事だけど、そこそこに。
それはTOP・ミドル・マネジャー・リーダーの役割と割り切った方がいいよなと。

やっぱり。

会計とかファイナンスとかって、直接的にその知識スキルが必要でない場合においては、学ぶタイミングが大切。

ある程度部署を渡り歩いて、それぞれの部署の論理があるのだなということを実感した人であったり。ポジションがあがって、ある程度部門全体を見なくてはいけなくなった人であったり。部署横断の仕事を任され始めた人であったり。他部署との折衝が増えるミドルマネジメント層であったり。

交渉・調整・生産性・優先順位・選択と集中・意思決定…こんな言葉が重要なテーマになってきた時に学ぶべきことなのかな。学ぶとスッと入ってくるのかなと。超若手が勢い勇んで学ぶべきことでもないかと。

さ、学ぼ。

では。




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