今必要な「幸せな組織の方程式」はこれに違いない→幸せ(joy)=〇×〇

しゅんしゅしゅんです。

シンプルで、否定しようのない幸せな組織の方程式を知った。

マズローの5段階欲求で言うと、もちろん年齢毎、置かれている環境毎に必要な衣食住が整っている=安全欲求はクリアした後の話。

※マズローの欲求5段階…人間は自己実現に向かって絶えず成長すると仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したもの。(1)生理的欲求(2)安全欲求(3)社会的欲求(4)承認欲求(5)自己実現欲求。晩年はこの先に自己超越欲求があると唱える。

「貧すれば鈍する」とはよくいったもんで、やっぱりお金がなさすぎると、幸せだの云々は言ってられなくなる。

※貧すれば鈍する…貧乏をすると、毎日その生活のことばかり考えるようになるから、人は知恵や頭の回転が衰えてしまい、賢い人でも愚かになるという意味。 また、暮しが貧しくなれば、心までも貧しくなるものだということ。 

人間はどうしても、測定できるわかりやすい指標で、他人と比較して幸せかどうかを決めてしまう。この資本主義の世界において清貧は難しすぎる。あり得ないとは思わないけど、多くの人にとって難しすぎる。

なので、給与や勤務時間などの人事制度的なハードな部分が担保されていることを前提にした「幸せな組織の方程式」だ。

その方程式がこれ。


幸せ(joy)=信頼(trust)×存在意義(purpose)


存在意義ってのは、その企業が何を目指しているか、世の中に何で貢献するために存在しているのかってこと。

目的に心底共感できる組織で、世の中に対して日々貢献感を感じながら、信頼できる仲間と働けたら最高。報酬の多寡は関係ねえってこと。そりゃあそうなんだが、なんだか鮮やかな方程式だ。

出展はこの本。

「喜び」がない仕事は業務でしかない。信頼はオキシトシンとドーパミンの相互作用によって「喜び」になり、信頼されたチームのメンバーがそばにいるだけで気分が良くなるのです。さらに、社会のために組織が生み出す価値を理解するのも、オキシトシンの分泌を促すもう一つの要因です。他者を助けることは(それが遠くにいる相手であっても)強力なオキシトシンブースターの役割を果たします。「喜び」は、「目標」に向かって、信頼できる従業員とともに力を合わせた結果、得られる成果なのです。

仲間がすばらしくても、日々やっていることに意味がなければ、幸せは感じきれない。日々やっていることに意味があっても、殺伐とした仲間だと幸せは感じきれない。

僕の社会人人生。会社の仲間に対して「信頼」を感じなかったことはない。とても幸せなことだ。でも強い「存在意義」を感じたことも、ない。

ここまで走ってきたけど、ふと立ち止まって考えてみたい。これからどうするか。

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少し別件ですが、最後にひとつ。

この本は組織内の信頼関係を構築するために何が必要かについて、ためになることがたくさん書かれているのですが、本書内にこんなくだりが。

欠点をかくさないリーダーが信頼をうむのは有能だと見なされている場合のみ、無能なリーダーが部下にたすけをもとめても、信頼感をそこねるだけ。


ぎくー。

最近、弱みは開示しよう。人に頼ろう系のリーダーシップ論が主流だ。字面だけ鵜呑みにしたら、危険ですね。

あかんやつは頼ってもあかん。あかんくないやつが頼ってはじめて信頼関係が生まれるのよ。

では。

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