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数値は便利でこわい。避けては生きれないから、克服しよう

しゅんしゅしゅんです。

三木雄信さんの「孫社長にたたきこまれた すごい数値化仕事術」を読了。

howto本なので、思考がスパークすることはないんですが。備忘録的にふむふむ箇所をまとめておくよ。

社会に出て間もないビジネスパーソン。もしくは、今まで数値を使う仕事ではなかったのだがこれから使うから不安って人が読むには入門編として結構おすすめの良書。結構数値使ってますよって人も、おさらいかつ抜け漏れ防止になる良書です。気になったら読んでみては。

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■なぜ数値化が嫌いなのか
従来の数値化は上から押し付けられるもの。だから良い印象を抱いている人が少ない。正しい数値化は自分から取りに行くものだと。なるほど。攻めの数値化か。正しい仕事をするために必要な数値を取りに行く。簡にして要。

■数値化メタボ
「なんでこの数値をモニタリングしているんですか?」「昔からずっと見てるからね」「これって誰か使っているんですか?」「いや使ってないんだよな」「これは打ち手に繋がりますか?」「いや、仕事している感を出しておかないとな」

わりかしスピード感があって、仕事ができる人が多いと言われている会社に所属しているんですが、こんな会話がはびこってます。慣性の法則恐ろしや。惰性って恐ろしや。常に目的に立ち返る。必要のないものはやめる勇気を持つ。大切だな。

■数値は上を動かす大きな武器となる
お金に換算しないと、上に自分たちの問題だと認識されないと。なるほど、下の立場からすると数値で戦略的に伝えないといけないだろう。でもね、「数値的根拠は?」「具体的なインパクトは?」とか聞かない上司。つまり感覚のみで意思決定しようとする上司。ろくなもんじゃない。なんでもかんでも調査・分析・資料を作成させる生産性の意識が乏しい、優先順位をつけれない上司はもちろんだめ。でも聞いてこない上司も結構だめでしょ。

■どうだったかではなくどうするかを話せ
数値化の目的を見失うなってことですね。えてして原因分析に多くの時間が割かれ、打ち手は対策を講じるの一文で終わる報告って意外に多いですよね。打ち手まで出すことがGOALなのだが。説明することが仕事。言い訳することが仕事。説明責任を果たすことだけが仕事。これが組織悪なんだよな。組織だからこそ大きな仕事もできるのだが。お互いに説明責任を果たすことはいいんだが、果たしすぎることに大きな時間のロスがあるよな。

■重回帰分析の使いどころ
そうか。重回帰って価格決定にも使えるのか。ふーん、たしかに。面白いな。回帰分析はそもそも結構楽しい。

■適切なサンプル数を算出するツール
えーこんなのあるんだ。これ使えるなあ。大体N数問題とかサンプル数問題っていいようにも悪いようにも使えるので。悪い結果の時はN数のせいにしよう。良い結果の時はN数少ないから参考値ですってめっちゃ小さく表記しておこうと。そして、欲しい結果だった時は誰も参考にしていないことあり。がりがりに参考以上に使っている。反省反省。

■大乗の法則、72の法則
こういう数値の法則って面白いよね。ここらへんの数字感覚の強さって、必要だなって思う。複利ってほんと恐ろしいよ。期待値で判断しないと。ここらへん行動経済学の面白さと似ている。数値の便利さ・数値の怖さ・人間の愚かさ。セットで学びたい。

あー人と組織って面白い。
集団バカにならないように頑張りましょう!

では。

最後まで読んでくださりありがとうございます!面白かったらスキ!超おもしろければサポートいただけると嬉しいです!これからもがんばります。