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LayerX新卒1年目を振り返る

こんにちは「すべての経済活動を、デジタル化する」LayerXのYusaku(@gonai_yusaku)です。
社内では「Gonai」または「Yusaku」と呼ばれています。

■ 簡単な略歴
・複数社を経て、DeNAのライブ配信事業pocochaにてインターン
・アメリカ / サンフランシスコにて新規事業開発を学ぶ留学
・地元の友人とデザイン会社を創業
・学生最後の修行と考えてジョインしたLayerXに新卒入社

LayerXは、「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げるSaaS+FinTechスタートアップです。

私は2023年の4月にバクラク事業部に新卒として入社し、1年間を走り抜けてきたので、振り返りも含めてnoteを公開します。
本日は私が担当し、明日は先輩のHaguraからnoteを公開します。


誰に向けてのnoteか

・絶賛就活中の大学新3年生~新4年生の方
・1年間を乗り越えた新卒2年目の方
・新卒1年目をメンバーに持つマネージャー・リーダーの方
・スタートアップ企業の人事の方

今回のnoteではスタートアップに就職した新卒1年目が実際にどのような経験をして、その経験の最中にはどのような感情になっていたのかを公開します。
自分がキャリアを考える際には、スタートアップ新卒1年目の実際の体験談が少ないことが理由でキャリア選択に苦労したため、今回のnote公開をキャリア選択や新卒メンバーの理解、人事異動の判断材料に少しでもしていただければ幸いです。

そしてこのnote公開を境に、今まで必要に応じて武器にしていた「新卒1年目」というある種の武器を卒業します。

LayerXに入社を決めた理由

詳しくは以下のnoteに記載をしていますが、今回のnote公開にあたり必要な部分を再掲します。

そもそも私がLayerXに新卒入社を決めた理由は以下の2点です。

1. 事業が成長しており、ポジションの空きを考える必要がない
2. 実際に圧倒的な成果を残した当たり前の基準が高い人の近くで働ける

実際に行った内容と振り返り

[振り返りサマリー]
前提として私は23年新卒として入社してからいわゆるTHE MODELで分けたIS / FS / CSの3組織に所属し、社内でも異動が多かったと思います。
今まで営業未経験かつ社会人経験も無かったので、最初はうまくいかないことも多かったですが、周りのメンバーのサポートのおかげで徐々にお客様に価値を提供できるようになってきました。
よく「実力のない新卒でスタートアップは不安」ということを相談されますが、新卒だからとかは一切関係なく、「絶対にお客様に価値を届ける」というスタンスとそのために必要なことを「素直にハイパフォーマーから吸収する」ことを徹底することが必要と思います。

以下でそれぞれの時期と担当していた業務内容をいわゆるTHE MODEL的に分けて記載します。

(補足)
The Modelとは、BtoBマーケティングや営業活動プロセスに関する分業体制のことを指します。プロセスはマーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、そしてお客様が導入後のカスタマーサクセスの4つに分かれており、各プロセスごとの責任範囲とKPIを設定し、部門を超えた連携をすることによって営業効率の向上や売上拡大に繋ぐことが可能な体制のこと

IS : インサイドセールスの2ヶ月(2023年4月 - 2023年6月)

[実際の仕事内容イメージ]
お問い合わせいただいたお客様や以前に商談に参加してくださったお客様に対してバクラク電子帳簿保存の提案をしていました。
具体的には社内会議以外の営業時間はほとんど架電に費やし、アクションと振り返りの徹底を行っていました。日次で振り返りを行って翌日のテーマを決めていたりしました。

[うまくいかなかったこと]
組織を巻き込んでのアクションを取れていなかったことが反省です。あくまでも個人レベルの成長にとどまっていました。

[うまく行ったこと]
日次という短いスパンで振り返りを徹底したことで、当時のKPIの1つである商談獲得数においては満足いく結果が出ました。

ある日の振り返り例:月間ギネスを更新したが目標を達成できずに悔しがっている日

[学んだこと]
・振り返りは次のネクストアクションとセット
振り返りをする必要性は前から知っていましたが、次の日から改善するために何を変えるのか?それを変えて最終成果は変わるのか?という問いを投げ続けることができたのは満足いく結果を出せた1つの要因だと思っています。

・まずは量をこなし、その後に質を上げていく
新しいことに取り組む際にまずは精緻に考えるよりもその場でできる最大限の思考をしたならアクション数を増やすことが最終結果につながることを学びました。正直未知の領域に飛び込むことは不安なこともありますが、それに怯えず数をこなしていくことが不安を解消するために必要だと思っています。

FS : フィールドセールスの9ヶ月 (2023年6月-2023年2月)

[実際の仕事内容のイメージ]
以下のnoteをご覧いただければより詳細なイメージができるかと思います。
基本的には他の会社のSaas営業と業務内容については大きな差分はありません。

[うまくいかなかったこと]
最初の2ヶ月は全く結果が出ずに苦しんでいました。
今思えばISの時とは違い、商談リードタイムというお客様のスケジュールに左右される概念があるため、健全な結果ではありますが、本当に焦っていました。
営業未経験のためいわゆるお作法的なところも学習しながらだったので、1年間の中で最も人に聞きまくった時期だと振り返っています。

[うまくいったこと]
毎朝当時の上司と30分の壁打ちを行い、その日の商談準備を行い、振り返りを徹底するリズムが生まれてから結果が出るようになりました。
FSから異動する際には当初目標にしていた数値の187%達成を達成することができ、周りの方々には頭が上がりません。

[2つの学んだこと]
フィードバックを真摯に受け止め、改善を重ねていくことの重要性
自分の頭だけで考えずに、社内のナレッジや他のメンバーからのフィードバックをもらい続けていくことの重要性に改めて気づきました。
「自分はできるんだ!」という変なプライドを早期に捨て去り、フィードバックというギフトを自分の能力に変換することの重要性に改めて気づきました。

KPIに対して時間軸という概念を持つこと
最初は売上という遅行指標だけを見ていましたが、それだけではモニタリングにおいて不十分であり、営業における先行指標(商談数や本格提案率等)を日々見てアクションを変えるという時間軸の概念も学びました。

また2023年の年末のタイミングで各部長の前で新卒1年目の振り返りを発表しました。折角なら全社に対しての提案もするべきと思い、新卒目線での意見も以下のように伝えました。

CS : カスタマーサクセスの2ヶ月 (2024年2月-現在)

[うまくいかなかったこと]
FS時代に結果が出たどんなアクションの改善をするかという頭の使い方だけでは全くうまくいきませんでした。あくまでもアクションの改善も1つの手段であり、「何をしないといけないのか」という考えができなかったことが失敗です。

[うまくいったこと]
正直まだCSに異動してから成功体験があまりなく、胸を張ってお伝えできることがありません。結果を出します!

[学んだこと]
勝ち方ではなくて、どこで勝つ必要があるかを考えること
先にも記載していますがアクションの改善だけではなく、なぜそのアクションを行う必要があるか?を徹底的に考えていくことを学びました。

自分がLayerXに入社した理由とのギャップ

上記に記載しているLayerXに入社した2つの理由とのギャップを以下に記載します。
結論としては全く悪い意味のギャップはなく、もっと頑張らねば・・・!と再認識した1年間になりました。

以下に各理由に対して詳細情報を記載します。

事業が成長しており、ポジションの空きを考える必要がない

まずこの理由に関しては自分の認識が甘かったと思っています。事業が成長しているというよりかは事業を「成長させる」というスタンスに切り替える必要がありました。事業を成長させるために必要なことを愚直に粛々と実行し続けることで、より大きな価値に向き合うための仕事が出来るようになるというイメージです。
社内でも浸透している価値観ですが、ポジション等々はあくまでも概念のため、「事業に集中して向き合える環境かどうか」が重要だと再認識しています。その認識に変えればLayerXに入社した理由の1つ目とは大きなずれはなく、自分の伸び代をさらに認識することができました。

実際に圧倒的な成果を残した当たり前の基準が高い人の近くで働ける

この理由に関しても新卒でLayerXを選んで本当に良かったと日々思っています。
FS時代にも記載していますが、毎朝8:30から上司との壁打ちの時間で、その日の商談準備やアウトプットへのフィードバック等を貰っていました。
毎日アウトプットの機会があると、その分思考と振り返りの回数を増やすことができ、フィードバックを貰うことで自分にはない観点を吸収することができました。
「だから何?」「なぜそう言えるのか?本当に論理は通っている?」という質問を予想して、自分のアウトプットをより磨くことができるようになったため、今でも心の底から本当に感謝していますし、当時の上司には今も頭が上がりません。
ただしまだまだ大量に磨くべき部分が残っているので、これからも精進していきます。

来年の目標や方針

目標

1. お客様の課題を把握する力のレベルを上げる
2. 社内横断的にお客様のためになる体制を整備する

現在は既存のお客様に対して、さらに価値を提供するためにCSに在籍しています。
お客様の状況はバクラクをご導入いただいた時から変わっているという前提に立ち、バクラクシリーズのさらなる提案ではなく、課題解決のための一助となるスタンスを決して忘れずに、業務を進めていきます。

そのためにより業種や業界、企業規模等のセグメントでより適切なアプローチを考えることは勿論のこと、3回の異動を経て学んだ業務理解や組織理解を元にして、よりお客様へのさらなる価値提供のためにアクションを進めていきます。
具体的には社内情報の蓄積というテーマに向けて既に動いており、これからが楽しみです。

また代表である福島から直々に隔週で2-3時間程度、組織や戦略について学べる貴重な機会も貰っているため、さらに学びの速度と密度を上げていきます。最高の福利厚生です。
詳しい内容については以下のnoteをご覧ください。

まとめ

この1年間お客様をはじめとして関わってくださった方々に感謝の言葉をお伝えしたいです。
本当に無邪気に動き回ったり発言する自分に対して、一挙手一投足を正していただいた社内のメンバーには頭が上がりません。
本当にありがとうございました!

そしてこのnoteが少しでも新卒スタートアップという意思決定に迷っている方々やそれに関連する方々の一助になれば幸いです。
私もこの1年間たくさんの人に助けていただいたので、この経験が少しでも皆様のお力になれれば大変嬉しいです。

もっと詳細を聞きたい!ということがあれば以下のカジュアル面談からお誘いください!背中も押しますがフラットにお話しします!

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