砂の惑星に捕らわれた私の話~Omoiさんありがとう~

こんばんは、初の#vocanote投稿となります。長い自分語り(約4600文字あります)かつ人によっては不快な感情になるかもしれない文章ですが私の一年間の思いを出すのはこの媒体が一番良いだろうな、と思いこのnoteを完成させました。これから私の一年間を吐き出していきたいと思います。最初に言っておくと最初から最後まで恨み辛みではないです、タイトルでもあるように。

私がこのnoteを書こうと思ったのは早い話、散々ツイッターで行なわれていた「砂の惑星」の話題に嫌気が差していたからです。この「嫌気」についてもう少し語らせていただきます。

砂の惑星はマジカルミライ2017のテーマソングです。この曲は説明無くとも散々物議を醸しましたね。私が砂の惑星に対してどの様な思いを抱いていたか・解釈はどうだったか等は度々ツイッターでぶちまけていたりしたし、今回は話が逸れそうなので省きます。
ところでこのマジカルミライ2017は私が初のコンサートとなる講演でした。ずっと大学生になったらコンサートに行こうと思っていた私は運良くマジカルミライ2017に当選し、コンサートに行けることになります。初コンサートが楽しみで仕方ありませんでした。


そんな時にあのインタビュー対談記事は投稿されました。


あの当時の荒れ様、学級会(勿論自分の悪意を込めた表現です)の様子、FF内外の方の反応…。一番盛んだったインタビュー解禁数日、私は実習でキャベツ収穫してたんであまり見てないですが数日では収まらなかったですよね。FF外問わずこのテーマソングを据えたマジミラを否定する様な発言を見てしまったし(多分これが一番駄目だったんだと思う)とにかく傷つきました。私が本当に楽しみに、大切にしていたものを壊されたような気になりました。

そのもやもやはコンサート前でも晴れることはなく、心の隅に抱えたままのコンサート。楽しみという感情の中に心配な思いもありました。でもコンサート中はとても楽しかった。心配していた砂の惑星でも会場は盛り上がっていましたし楽しかったな、これであのモヤモヤも晴れただろう、そう思っていました。

ところがマジカルミライが終わっても度々この曲はうんざりするほど議論に上ります。例えば衰退論が話題に上った時(これだけ論点が違うけど)、マジミラが話題に上った時、アンサーソングが話題に上った時、ハチや米津玄師の話題になった時…。砂の惑星の話題が出る度あの時見たマジミラを否定する様な発言、フォロワーさんや作り手の方がハチさんを否定したりする発言を思い出して心が辛くなっていましたし、そのような発言がまた飛び出して来るのではないかとビクビクしました。マジミラが終わって辛さが緩和されると思って居たこの話題はマジミラからしばらく経った後も続き、いつしか私の中で一言でまとめると完全に「地雷」になっていたのです。

この状態は一年後となる最近でも続いていました。グリーンライツ・セレナーデが投稿された後でも。私はOmoiさんの曲テオ以前からたまに聴いていたこともあり(スノウドライヴとか)、テオ大々々好きだし今回の曲も好きなんじゃないかなって思って楽しみでした。でも砂の惑星に捕らわれて地雷になっていた私はグリーンライツ・セレナーデを褒める言葉を見る度に、「じゃあ、砂の惑星は?砂の惑星は駄目だったの?」って引き合いに出されなかったとしても毎回思いました。「やっぱ去年のは雰囲気が違う」「グリーンライツ・セレナーデ「は」マジカルミライらしいね」etc.………こんな言葉を見る度に砂の惑星は間違っていたのか、私が初めて観に行ったコンサートは間違っていたのか、なんでみんなそんなに砂の惑星のこと叩くの、砂の惑星が貴方達に何をしたの、何かされたとしてもなんでそこまで言われなきゃいけないの?そんな思いはいつまで断っても消えませんでした。
TLやランキングでグリーンライツ・セレナーデを見る度にこの感情が引き出され、純粋にこの曲を聴くことが出来なくなっていました。ニコボで音声のみ再生するのがやっとだし、それも半分ビクビクしながら聴いていました。曲は好み、ライブに合いそう、歌詞も多分好き、そう思いながらも向き合うことは出来ずこの曲を素直に「好き!」と言える状態ではありませんでした。

こんなんだから私今でも砂の惑星のアンサーソングとか砂の惑星の要素を組み込んだ曲素直に聴けないんですよ。肯定でも否定でも。そりゃ一回は聴きますけど。題名出しちゃうとジャガーノートとか曲自体はめちゃくちゃ好きなんですけどね…PVも見たことないです。

ハチさんどころか米津玄師の話題になった時、両名義どちらでも彼の曲がかかった時もそうでした。関係無いめちゃくちゃに好きな曲がかかった時でもあの砂の惑星の言われ様、荒れ様がちらついてビクっとしました。好きな曲だとそのまま聴いていましたが完全に楽しく曲を聴けることはありませんでした。

とにかくこれらの話題が出たときはツイッターが辛くて仕方なかった。こんな話題がいつまでも続く様なら何回もツイッターやめようかな、ひっそり転生しようかな、離れようかなとか本当に思いました。自分の地雷の話題が不定期に出現するTLとかイヤだもの。


でもこんなことを思って居ても、普段FF内で仲良くして下さってる方のあの時の発言で私が傷ついたツイートを思い出す度に、この暗鬱とした感情を隠してツイッターやってる私にも腹が立って仕方なかった。このことを隠して皆さんと交流している自分が卑怯だとも思ったし情けないし、とにかく申し訳なかった。自分も砂の惑星もハチさんもFF内外の方も、ハチさんの作ったこの曲をテーマソングに決めた人も、全部が赦せなかった。(マジミラの制作陣もあのハチ/米津玄師が新曲引っ提げてマジミラ2017に参戦!的なミーハー路線の宣伝しとけばもう少し叩かれなかったのでは、って今でも思いますけど。)マジでハチさんとくらげPさんのコラボ曲やるまでは絶対に、私も含めて全員赦さねえぞとか思ってました。(誤解しない様に言っておくち私はくらげPさんは「わたしが人間になったら」をコミケで購入したレベルに好きです。あの方がハチさんと同じ、一人の作り手として対話を果たした人の代表の一人って思っているだけです。)

いつしかこんな思いを隠したまま今年もマジカルミライには行けない、そう思う様になります。この感情を外に出そうと思ったのは、はてな匿名ダイアリー、通称「増田」の存在を知ったからです。これなら私のこの負の感情を表に出しても良いのではないか、そう思ったのです。でも匿名でこの感情を出すのはなんだかダサいと思ったし、何より皆に読まれないのではないか、と尻込みをしていました。そんな尻込み時期にvocanoteがTLで流行り、匿名ではなく私名義の言葉でこの感情を曝け出すべきだと言われた気がしたのです。
テスト終わったらマジミラの前にvocanoteという形でフォロワーに、FF外の人達に、私の負の感情を出そう。炎上したらアカウント転生でもするかと思っていました。しかしこの思いはいい意味で裏切られることになります。OmoiさんとGigaさんのインタビュー記事が公開されたのです。

最初は正直このインタビュー記事を読むことに抵抗がありました。ハチさんが去年炎上(?)したのもこの様なインタビュー記事によるものでしたし、もしインタビュー内で「まあ去年のアレは無いっすねー」的なことを言われたら、私は当日どの面下げてマジカルミライに参戦すればいいのか、あの会場でグリーンライツ・セレナーデを耳にすればいいのかわからなくなります。でも去年のことに触れていないかもしれないし、私が新しい今年のマジミラテーマソングと向き合うためにもこの記事は読まなければいけない、そう思ってurlをクリックしました。

ありがとうOmoiさん。この言葉しか出ませんでした。

私が救われた言葉は「「砂の惑星」だけにとらわれちゃいけないんだろうな」「今年のテーマ曲が「砂の惑星」だけに縛られることは、きっとあっちゃいけなくて」辺りです。Omoiさんが砂の惑星を特別視、神聖視、敵視しなかったことが本当に嬉しかったのです。私がもやもやしていた砂の惑星「は」、この特別視が無かったことで救われた気がしました。他のテーマソングと同じように、「それもマジカルミライだったね」って言ってくれている様な気がして。砂の惑星は枷でも鎖でもないと言ってくれた気がして。これは様々なツイートに対してマジミラ2017は砂の惑星しかないと思っているのかよバーーーーーーーカ!!!って私が思っていたこともあると思います。(インタビューする側も昨年の賛否両論された曲を意識しましたか?って聞くのはどうなんだろうとは思いながらも)
これが周りの人10人から否定されても親一人が肯定してくれたことに救われた、とかと同じ感情なんですかね。そういう経験記憶に無いですけど…。

このインタビューを見てようやくグリーンライツ・セレナーデと向き合えると思いました。心が憂うことなく聴けました。PVも見ました。(コメント無しでしか見れませんが…)素直に言えます。グリーンライツ・セレナーデ、いい曲です。好きです。最高です。ようやく胸を張って言えます。泣きそうになりました。この曲がマジカルミライの会場で流れるのが本当に楽しみです。
私自身も砂の惑星もハチさんもFF内外の方も、ハチさんの作ったこの曲をテーマソングに決めた人も、全部が赦せる様な気がしました。本当に赦せたかどうかは自分でもわかってないですが、とにかく心が軽くなりました。浄化された様な感じです。あ、でも今でもハチさんとくらげPさんのコラボ曲は待ってます。

正直これだけ書いといて私の一年間を書き尽くした訳ではありません。でもあのインタビューで私が救われたことだけは確かです。他に最近救われたことは、私以外でもこれくらい砂の惑星で拗らせている人もいるんだなぁ、という事を知られたのはよかったですね。私だけじゃなかった。
本当はこの6000000000000倍喧嘩売るつもりだったしFF内でも2桁くらいの人にブロックされる覚悟も炎上する覚悟もありましたがあのOmoiさんのインタビューを受けて100000000000000倍マイルドな文章になりました。まあ、マイルドにならなくて炎上覚悟でnote投稿しても面白かったかもしれなかったですね!!!今でもFF内外どちらからでもブロックされる覚悟くらいはありますが。
この長い文章を読んでくださった方の中には「お前が本当は初音ミクやボカロを、マジミラを愛していないからこんなことを言えるんだ」、もし何かしらの創作者の方であれば「お前は創作をしていないからこんな事を言えるんだ」そう思われるかもしれません。でもこれが私が一年間かけて出した「答え」です。


グリーンライツ・セレナーデで

「言葉は時に無力でなかなか
この世界は変わらないけど」

という歌詞があります。私は貴方の歌詞ではないけれども、インタビューという言葉で救われました。私がとにかく言いたいのは、ありがとうOmoiさん。本人にはこの思いは伝わらないだろうけど、ここに救われた人が居ることを記しておきたいのです。
私は未だにOmoiさんの曲の中ではテオが一番好きなので、テオがコンサートで演奏されることも楽しみにしています。


最後に私事になりますが、今年も運良くマジカルミライに当選いたしました。東京公演です。今年もマジカルミライ楽しみですね。全力でペンライトを振ろうと思います。


ここまでこのまとまりのない拙い長文を読んでくださり、本当にありがとうございました。またnoteかマジカルミライ当日でお会いしましょう。