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韓国ドラマ「ドラゴン桜」(勉強の神)ペ・ドゥナ作品にハズレ無しって本当?

ドラゴン桜(勉強の神)(2010年製作)

ふと気づくと、GYAO!で韓国ドラマ「ドラゴン桜」(勉強の神)を配信しているではないですか!受験シーズンだからかなぁ…

まだ見ていなかった(実はちょっとナメてました)このドラマを見ている途中です。

ペ・ドゥナ作品なのになかなか進みません。(だって長いんだもの…)

日本版「ドラゴン桜」は当時見ていました。そして漫画も好きで読んでいました。

日本版では長谷川京子演じる英語教師、井野真々子(いの ままこ)の役が、ペ・ドゥナ演じるハン・スジョンです。

ナメててごめん!

このペ・ドゥナ、めっちゃ可愛い!新鮮な驚きです。
いかにも当時の人気ドラマの頼りないけどドジで可愛いヒロインでした。

衣装もどれも可愛くて、いろんな色の洋服をとっかえひっかえ着ていて、目にも楽しい。

日本で是枝監督の「空気人形」を撮った直後のドラマだったみたいです。
当時30歳くらいかな。当然、可愛いわけですね。

2010年はペ・ドゥナの転換期の直前で、力をためてた時期

先般のドラマ「静かなる海」のインタビューで、ペ・ドゥナ自身が語っていた、

「1999年にデビューし、2010年まではリアリティ、日常に近い演技を主に学んでたくさんやってきました」

で言うところの、「日常に近い演技をやってきた」2010年最後の作品です。(正確には次のドラマ「グロリア」が最後)

gokigendane511の手前味噌で恐縮ですが、ご興味のある方はペ・ドゥナ作品リストをご確認ください。

そして、このドラマを撮った前後?ニューヨークに語学留学をしていたのではないかな。

「ドラゴン桜」と次のクール「グロリア」を最後に、ペ・ドゥナの主戦場は映画やハリウッドへと変わり、再び韓国ドラマに帰って来たのは2017年の「秘密の森」となります。

「ドラゴン桜」「グロリア」と、「秘密の森」のドラマ自体のクオリティの差!!!

ペ・ドゥナが留守の7年のあいだに、韓国ドラマの全体的なクオリティがかなり上がった、ということなのかもしれませんが、

7年でこんなに違うの?!

いやいや、他にももっとさまざまなドラマや映像作品がたくさんあるので、一概には言えませんが、ペ・ドゥナ作品サイドだけから見ると、相当驚いた私です。

でも、今見たらそう思ってしまうけれど、この2010年のドラマはそれはそれで面白く、気楽に楽しく見ることができて好きですね~

もうこんなお茶の間ドラマには、ペ・ドゥナは出演しないのだろうなぁ…

時には日常系の役も見たい気もする。
おおらかなお母さんとか、働く女性でもバキバキに強くない,正義でもないドジっ子な役も。

そうなると、「最高の離婚」みたいになるのかな。ペドゥナ演じるとコメディでも役に意味が付いてしまうようになるかな。

回数や尺が長いドラマはペドゥナの無駄遣い。圧が強くて見るほうが疲れてしまうので、短いドラマでお願いします。

なんてったって「グエムル」ファミリーですから!

生徒役のコ・アソンちゃん、数学の伝説の教師役のピョン・ヒボンは、ポン・ジュノ映画「グエムル -漢江の怪物-」でペ・ドゥナの家族を演じた人たち。(一瞬でそれに気づく私。韓流に詳しくなってきたもんだぁ)

韓国の視聴者からしたら、
「あ、あの人たち今度は別の役で出てる!映画にも出てたよね」
的な楽しさがあるんでしょうか?

そして、文芸作品でも何でもない日常コメディテイストのお茶の間ドラマにも全く手を抜かず、全力で真剣に演じるペ・ドゥナ。

助演なので目立ちませんが、またねじ伏せて優勝、団体戦でも優勝!

おばあちゃんっ子、ユ・スンホ

「ドラゴン桜」で生徒集団の主役ポジションのユ・スンホ。
なんっか見たことある~と思ったら、

この映画で天才的な子役(天才的なクソガキ?)だった彼ではありませんか!

おばあちゃんの家(2002年製作)

顔も、おばあちゃんっ子という設定も、全く変わっていない(笑)

この映画、noteのお友達から教えてもらいました。アマプラで見ることができます。

韓国の田舎の本物の「おばあちゃん」を連れて来て撮ったらしく、ろう者のおばあちゃんの存在そのものも、田舎のおばあちゃんの家も、おそらくそこにあるがままを撮ったと思われ、素晴らしいのです。

都会から2か月だけ泊まりに来たユ・スンホ演じる孫と、田舎のおばあちゃんの心の交流が描かれているのですが、韓国のハルモニってこんな感じなんだ~と心が温かくなる映画です。

とは言え、私は、この孫を預けて働きに出ざるを得なかった母親(おばあちゃんの実の娘)の心情、
優しいろう者の母に、わんぱくクソガキなこの子を預ける後ろめたさ、
でも母なら何とかしてくれるに違いない、という信頼…

そんなもろもろな感情が押し寄せて、切ない気持ちになった作品でもあります。

クソガキなのにどこか憎めない、可愛い孫のそのまんまのユ・ソンホが、「ドラゴン桜」では高校生になっていて。

それだけで韓国の視聴者は、孫を見る目線でメロメロになるのかもしれないですね~


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