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採用広報としてメディアを運営しながら考えていること

今日は採用広報として「ナイルのかだん」というメディアを運営する上でいつも考えていることをお話しようと思います。
(今やっている仕事などについてはこちらの自己紹介記事をご覧ください)

採用広報のためのオウンドメディアやWantedlyフィードを運用している方の参考になれば嬉しいです。ここではそういう媒体のことをまとめて採用ブログと呼ぶことにします。

ポイントは次の4つです。

1. 人とか取組みを、ただ出せばいいってものじゃない
2. 社外からのイメージと社内のズレをなくしたい
3. ネタ探しは愛を持って
4. 載りたい、書きたいと思ってもらえるメディアに

1. 人とか取組みを、ただ出せばいいってものじゃない

採用ブログをやろうとすると、例えば「とりあえず新入社員をインタビューしよう」みたいに考えたくなるのですが、正直、有名人じゃない限り他社の人って興味持たないですよね(私だけじゃない…ですよね?笑)。しかも既視感があるので、埋もれてしまいます。

なので常に他社の人(リーチしたい人)視点で企画をする必要があります。
企画についてはこの記事で書いたので、読んでみてください。
ただ、今やっている採用ブログは週に1-3本更新しているので、毎回これくらいのがっつり記事を書くのは大変…ライトな記事も織り交ぜながらやっているので、私もまだまだ完璧ではないです…(´;ω;`)

2. 社外からのイメージと社内のズレをなくしたい

「よく○○って言われるけど本当はそうじゃないのになー」っていう、外からのイメージってありませんか?ナイルだったら若くてクールで冷たそうな印象をもたれることが多いのですが、実際は中途社員も多いですし、個性的な人が多くておもしろいです(語彙力ないな)。まあとにかくそういうギャップが埋められるような媒体にしたいんですよね。

ただ、注意しないといけないのは発信することと現実にズレを作ってはいけないということ。「周りからこういう風に見られたい」というイメージに近づけるために発信するわけですが、「え、実際そんなカルチャーないし」「人事がなんか言ってるよ」みたいに思われるような内容は絶対にだめですよね。

「ナイルのかだん」のコンセプトは「生ナイル」。どれだけ新鮮でリアルな雰囲気を外部の人に伝えられるかを常に考えています。社内外で「採用ブログなんて、どうせ上辺のことだけ書いてるんでしょ」と思われるようなブログにはしたくないのです。ただ、これがまあ本当に難しいんですよね…ここはまだ試行錯誤中です…

3. ネタ探しは愛を持って

そういうわけなのでリアルなネタを常に欲していて、自分に「生ナイル」なネタが集まるにはどうしたらいいかなーというのは結構考えています。
私はもともと事業部の出身で、7月に人事に異動しました。なのでまずは「ごきた="ナイルのかだん”の人」という印象に塗り替えることを意識しました(厳密にはそんなに意識していたわけではないのですが、振り返ってみるとそんな風に動いていたなーと)。

まずはフットワークを軽くして、ネタがありそうなところにはどんどん参加します。カメラを持っていくことが多いですが、それはいつか使える写真を撮りためておきながら自分の撮影技術を上げるため…でもありますが、それだけではなく、取材している印象を持ってもらうという目的もあります。
こんな感じで動いていると、「そういえば今度○○があるんだけど取材に来る?」と声をかけてもらえるようになります。ただ最近は執筆予定の記事が多すぎて間に合っておらず、行けないことも増えてきちゃいましたが…

それから、自分が所属していた事業部以外の状況を全然知らなかったので、比較的仲がいい人やネタを持っていそうな人から引き出せるようにSlackグループを組んだりランチに行ったりします。まあでも人事に異動してまだ1ヵ月ほどなのに、前にいた事業部の様子でさえどんどん見えなくなってきて割と普通に寂しいので、そっちもできる限りキャッチアップしたいな…と思います。

4. 載りたい、書きたいと思ってもらえるメディアに

メディアが社内で盛り上がっていなければ、社外の人に会社の良さを伝えるのは難しいと考えています。なので、記事を公開した時に社内が盛り上がってコミュニケーションが生まれ、「自分も取材されたい!」「記事を書いてみたい!」と思ってもらえるようなメディアを目指しています。

そのためにしていることは…
・記事の質にこだわる
まず、公開されているインタビュー記事がいい内容じゃなかったら「取材されたい」なんて思わないですし、他の記事も面白くなかったら「私も書いてみたい」なんて思えないですよね。なので記事のクオリティを上げられるようにがんばっています。がんばります…!

・公開したらSlackですぐに告知をする
これは基本ですね。ちなみに今はほとんどの記事は私が書いているのですが、社内の人が書いてくれたものもあります。なので自分以外の人が書いてくれたらその人から告知してもらうことにしています。毎回私からだとうざったいですし(笑)、「あの人も書いてるんだ」というのが見えるとちょっと興味が湧きませんか?

・SNSにどっぷり浸かる!
記事を公開したら、SNS上の動きは超チェックしています。そしてコメントしてくれている人を見つけたらすぐにリツイート・シェアや返信をします。以前私の身の回りで少しバズった?記事を公開した時、その日はSNSの対応で1-2時間使ったと思います(笑)。でもそういうことを地道にやったからこそ、公開後も数日に渡って、読んでくれる方がじわじわと増えていきました。
そして嬉しいコメントを見つけたら、取材した人や書いてくれた人など関係者にすぐに共有をします。嬉しいことはすぐにシェア!

・自分自身が誰よりも楽しむ
私自身が楽しんで取材をしたり記事を書いているから、周りの人も興味を持ってくれているんじゃないかなーと思います。まあ楽しもうと思って楽しんでいるわけではないのですが…楽しいと思える仕事ができているのはラッキーなことですね。

こんな感じでやっていたら、最初に記事を書いてくれた人が「書きたいネタがあったら僕みたいに書いていいらしいですよ」と社内メンバーに言ってくれたんです。そしたらその日のうちに3人から、原稿2つとテーマ案1つが送られてきたのです…!さすがにびっくりしました。自分自身も記事を書いているので、今は校正と入稿が間に合わないという嬉しい悲鳴をあげています(まだ公開できていない人には申し訳ないです…このスピードをもっとあげなければ…)。


というわけで、こんなことを普段考えていています。採用ブログってやっぱり難しいですよね。会社について知ってもらいたいネタはたくさんあるのですが…。まだまだ上手くできていないところも多いので、これからも色々と試行錯誤しながらがんばっていきたいと思います。

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