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金地金(インゴット)とアフリカの金の延べ棒の違いとは?

日本とアフリカでは、金(ゴールド)というと思い浮かぶ形状や純度が異なります。

日本では、一般的に 金(ゴールド)=インゴット が思い浮かぶと思います。
金地金(インゴット)とは、簡単にいうと金塊を保存しやすいか形に変形した状態ことです。 インゴット、ゴールドバーなどと日本では呼ばれています。金地金(インゴット)には5gから1kgまで複数の重量サイズがあり、いずれも純度は99.99%の純金です。

それに対してアフリカでは、金(ゴールド)というと、一般的にRaw gold barもしくはGold nuggetやGold sand です。99.99%の金地金ならBullionと言うのが一般的です。

Raw gold bar
下記の採掘したGold nuggestやGold Sandを寸胴で溶解し、ある程度の不純物を分離させて、棒状に固めたものをGold bar(Raw Gold bar)と言います。この作業は通称、Smelting(スメルティング)と言います。1kgごとに$100-$300でやってくれる専用業者がいたりします。Raw gold barの純度は一般的に95%ー98%になります。

Gold nugget
金塊は自然に産出される自然金です。水路では、多くの場合、砂金や細かい金が濃縮されます。ナゲットは鉱山や金を含む鉱脈や鉱脈が風化した残留鉱床からも見つかります。ナゲットの純度は通常 20.5K ~ 22K (純度で 85% ~ 95% ) です。

Gold sand
山中にある金が川の水によって洗い流され、金から分離された金と石英の鉱脈を指します。この種の金は砂のように細かいため、砂金と呼ばれます。

アフリカのゴールドセラーがあなたに金取引を持ち掛けてきた場合、この Raw gold bar(純度95-98%)の取引の事でしょう。ちなみにナゲットや砂金は輸入できません。

下記は適当に拾ってきた、Raw gold bar の動画です。


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