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【開催報告】3/12 親がマルチ会員向けオンライン語ろう会

昨夜、親がマルチ会員の方(=マルチ2世)を対象に『オンライン語ろう会』第1回を開催しました。

今回は初回ということもあり、運営メンバー含め合計10名の参加でした。
まだ認知度が低いため、運営メンバーが少し多い形となりました。

注意事項や進め方を一通り案内し、順に自己紹介や悩みなどを話していきました。

会で出た話から感じたこと①

参加者Aさんはお母さまがマルチにハマられたものの、お父さまはモラハラだったそうです。父のことを思うと仕方ない、かばう気持ちがあったとのことを話されていました。

私の家族の場合は、父はモラハラとまではいかないものの、家庭に無頓着でした。離婚した原因も母がマルチ商法にハマったのも1つですが、父の不倫も原因です。背伸びした家の購入(マルチで夢を達成すべく)→父の勤め先の破産→母がマルチ商法にさらにのめりこむ→不仲になり不倫という流れですが、母から常に話を聞いていたので、父の不倫が表に見えており、父側を特に憎んでいました。私にも母をかばう気持ちが確かにあったなと一晩経て改めて感じています。

今改めて事実を整理して思うのは、やはり一連の家庭崩壊の裏側にはマルチ商法の影があったということです。家を購入した直後にアメリカ本社に行っていたり、もっと前から嫁姑関係でマルチを通して揉めていたり。母の加害性もありつつも、そこが分からなかったこともあり、被害者としての立ち位置の方を強く感じていたのかもしれません。

会で出た話から感じたこと②

参加者Bさんは、マルチ2世をテーマに卒業論文を執筆されたとのことでした。それを公開することについて会員であるお母さまに伝えようと思うがどのように伝えるのが良いか迷っている、と話されていました。

私はこの取り組みを始めてようやく、母とマルチ商法に対して向き合い始めました。自分の言葉でなぜマルチ商法に対するスタンスをはっきりと伝えました。それまでは私が反対すると母が壊れてしまうのではないか、という漠然とした恐怖があったのですが、それは単純にこの課題から逃げていただけなのだろうと思います。
今は母と再度距離を取り始めていますし、うっすらと活動していることは伝えたことはありますが、面と向かって話してもいないです。母との向き合い方は改めて考えさせられました。

運営してみて

順番に話すだけ、という自助会のような形式を取っていますが、慣れていなかったこともありますが難しかったです。インタビューなどをしてきた手前、もっと話を聞いてみたくなるし対話をしたくなる。
ですが、個々人が話し、他の人の話を聞いてまた考えることが重要なのかなとも思います。

まずは新たなチャレンジお疲れさまでした。ご協力いただいているみなさま改めましていつもありがとうございます。1歩ずつ、引き続き進めていきます。

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