その道のプロ

みなさんは、博士に会ったことはあるでしょうか。私は多分無いです。しかし、博士のような人には何人も会ったことがあります。
学問、趣味、職業。その道に長年たずさわってきた人がそうです。たとえ話をします。
スーパーにて。このお肉が安いだの、どこ産が良いだの、そういう話になります。その時に、この肉よりはこっちのほうがコスパが良い、
これはこういう処理をしているから、その手間がかかっている。そんな話をしてくれる人がいます。聞くと、その人は元肉屋だそう。

肉屋(相手)と一般人(私)がそろうと、いろいろな質問をこちらがすることになります。

肉屋は、肉の博士ではありませんから、肉の100を知っているわけではないと思います。しかしおそらく、50くらいは知っているのではないでしょうか。
対して私は、一般人なので、肉の10ほどを知っているくらいでしょう。だから、一般的な知識の中での質問しかできません。

肉屋の50と私の10を並べると、40の差があり、その40を教えてもらえることになります。単純計算で4倍の量の知識を答えてくれる相手ということになります。
倍以上の知識を蓄えている人は、もはや博士みたいな存在です。

このように、この世界には博士のような人がゴロゴロと転がっているのです。皆が皆、知らず知らずのうちに博士のような人になっているのです。

では私はなんの博士だろうか?そう考えたときに、私は特定の知識を深く追っていないことに気づきます。
すべてが素人なのです。トーシロ博士なのです。

なにかの博士、のような人になりたいなとつくづく思います。

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