エンジニアは生産者
こんにちは。へびそるです。
今後のキャリアに絶賛葛藤中の40代です。
今日は「エンジニアは生産者」と称して綴ります。
こちら私の自己紹介です。お時間許す方は覗いていってくださるとうれしいです!
画像の出典:Dave AlexanderさんによるPixabayからの画像
唐突ですが、世の中には二種類の人間がいると思っています。
「生産者」と「消費者」です。
生産者と消費者についてググってみると、中学理科にたどり着きました。
生物学的には、生産者とは植物や植物プランクトン、消費者は人間はじめ動物を指すのですね。
私が思う生産者と消費者というのは、もちろん別の概念です。
生産者は、モノを産み出す。創り出す人たちです。
農業や漁業に携わる人たちはもちろんここに該当します。
彼らが農作物や水産物を作って市場に流通させてくれているからこそ、消費者はそれを享受できています。
私の解釈では、エンジニアも生産者です。
エンジニアがコードを書き、実装することでプロダクトが動きます。
自動車だってメカやエレキのエンジニアが仕様を決めて設計したからこそ、動きます。
エンジニアが生産者だと気づいたのは、昨夏に子どもとロボット教室の体験に行ったときでした。
主催者の方が「お子さまに生産者側の立場になることを体験してほしい」という主旨の話をされていたのです。
なるほど!と衝撃を受けました。
世の中の大多数の人間は圧倒的に消費者側です。
生産者の生みだしたものをひたすらに消費(浪費)する。
ある意味受け身、というか受け身にならざるを得ない立場です。
いっぽうで生産者側であれば、何を創り出すかを自分で考え、生み出すことができます。
そして自分の創ったいわば作品を発信することで世に問うことができ、フィードバックももらえる。圧倒的に主体的な立場です。
私は残念ながら大多数である消費者側の人間です。
だからこそ余計にエンジニアに強いリスペクトを抱いています。
しかし今の世の中、エンジニアが十分にリスペクトの対象となっているか、価値のある職業とみなされているか、でいうと否だと思います。
テクノロジーの恩恵をこれだけ人々は受けているにもかかわらず、それを創り出すエンジニアという存在にはなかなかスポットがあたりません。人口減少が宿命づけられている日本において、企業の生産性向上は欠かせません。生産性向上のためにはエンジニアの力が必要です。
一言でエンジニアと言いましたが、私的にはエンジニアと非エンジニアの間には、「エンジニアではないけれど非エンジニアよりもテクノロジーやエンジニアリングを理解していて活用できる層」が存在していると思います。
仮にこの層を「エンジニア予備軍」と呼ぶことにします。エンジニア予備軍も、立派な生産性向上の立役者です。
将来の日本の産業には次の4つが必要な気がします。
1.エンジニア人口が増える
2.エンジニア予備軍人口が増える
3.エンジニアの生産性が向上する
4.エンジニア予備軍の生産性が向上する
1は、人材紹介、人材派遣、SESなどが学生や未経験者、あるいは2の人材を積極的に登用すること。学生時代からエンジニア志望の母集団を増やすための啓蒙や教育などが該当します。
2は、いわゆる企業のDX、ローコードやノーコードツールの普及や啓蒙、教育の類いが該当します。
3と4は、現時点では同一と思っています。生産性可視化などエンジニア組織の支援ツール、エンジニア組織のピープルマネジメント、コーチングなどが該当します。
私は転職活動をしていますが、人材派遣や人材紹介にはそこまで惹かれていないのは、新卒や未経験からエンジニアになる人たちの母集団形成は人口減少下の日本では相当に苦労するからです。
同じ1であれば、学生、それも中高生あたりからエンジニア志望の母集団を作りにいったほうが可能性がある気がします。
3(4含む)はそこにフォーカスしている企業自体が少ない印象ですが、この領域は可能性を秘めています。
なぜなら未経験や新卒者をエンジニアにするよりも、優秀なトップレベルのエンジニアの生産性を向上させる方が何倍も成果が見込めるからです。
私のこれまでの経験を活かして、上記1~4の領域で新たなチャレンジをすべく、活動をがんばります!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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