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ノーベル賞受賞者 山中伸弥教授は、なぜ全体最適のマネジメント理論”TOC”に魅せられたのか。

連載でお届けしております、ゴールドラット博士10周忌メモリアルメッセージ。今回は、ノーベル生理学・医学賞受賞者であり、京都大学iPS細胞研究所の名誉所長を務められる山中伸弥教授からのメッセージです。

山中教授は、iPS細胞を開発された後、研究開発を進める組織の長となり、
組織マネジメントの難しさにぶつかったときTOCと出会い、「組織運営も自然科学と一緒なんだ」とTOCに魅せられたそうです。

山中教授からのメッセージ書き起こし記事はこちらです。ぜひ動画もご覧ください!

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みなさんこんにちは。京都大学 iPS細胞研究所 所長の山中伸弥です。

私はもともと研究者として日々生命科学の実験や論文発表に注力してまいりました。しかし人間のiPS細胞ができてからはひとりの研究者ではなく、多くの人と一緒に研究開発を進める組織の長となりました。この組織運営という大きな大変難しい仕事の前に私は途方に暮れていました。どうしていいのか全く分からない日々が続きました。そんな中、岸良さんからたくさんのことを教えていただきました。

物理学者でもあるゴールドラット博士が提唱するマネジメント手法を学び、実は組織運営も自然科学と一緒なんだということを教えていただきました。今では岸良さんの教えを一生懸命吸収しようと日々努力しています。もちろん自然科学でも理論通りいかないことはたくさんあります。組織運営では更に理論通りいかないこともたくさんあり、日々奮闘しておりますが、これからも岸良さんにいろいろ教えていただきながら頑張っていこうと思います。

なんとか一日も早く一緒に頑張ってiPS細胞を患者さんのもとに届けたいと思っておりますので、今後もご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

(2021年にいただいたビデオメッセージ)
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山中教授は2022年3月に
「時間の50%は研究に使い、50%は(iPS細胞技術を1日でも早く患者さんに届ける活動の財源をあつめる)iPS細胞研究財団の理事長として活動を継続したい」との思いで、iPS研究所所長を退任され、名誉所長に就かれています。

▼山中伸弥氏のビデオメッセージ動画はこちら
https://youtu.be/06UfhYCXxVk

▼ゴールドラット博士10周忌メモリアルサイトはこちら
https://www.goldrattchannel.net/memorial

▼iPS細胞研究財団HPはこちら
https://www.cira-foundation.or.jp/j/

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