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【ゴルフ】ティーショットはどこから打つ? 成功率を高める方法をご紹介~いつでもスコア80台への道#16~

橘です。いつでも80台のラウンド実現に向けて奮闘するアナタにアドバイスを贈る本コラム。今日のテーマはティーショット。どこに立ちどこへ打つべきかのアドバイスです。分かっているようで多くの人が実践できていないんですよね~。

ティーアップの位置、考えてますか?

いつものように今日も90切りチャレンジのラウンドが始まります。朝イチのティーショットで絶対に避けたいのはOBやワンペナ。朝からやらかすと一日のラウンドが台無しになってしまいます。

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やってきたのは、リバーサイドフェニックスゴルフクラブ。outコース1番ホール、パー4です。グリーンは左のベント、距離は青で384ヤード。

out1番ボール

左サイドにペナルティはありませんが、右サイドはカート道を超えるとワンペナです。まず右サイドに打ち込みのは絶対にさけたい。

out1ティーイングエリア

前の組がティーショットを終えました。アナタはオナー。ティーイングエリアに上がります。ティーの位置は右サイド寄り。

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右を警戒するあまり、アナタは左サイドにティーアップしました。アナタの持ち球はドロー。ときどき強いフックが出るため、右サイドを狙ってティーショットを放ちます。持ち球通り左に曲がればフェアウェイど真ん中。対角線に打つことで、フェアウェイを広く使えると考えたからです。しかし。。。

アッ!!!! 

アナタのショットは右サイドへ飛び出し、右へ曲がってワンペナゾーンへ一直線。いつもはフックなのに、朝イチからスライスが出てしましました。あぁ~あ。ワンペナルティを払ってサードショットを打ちますが、グリーンに届かず、寄らず、入らずで結局ダボ。朝イチから辛いスタートとなってしまいました。

いったい、なにが悪かったんでしょうか?

フェアウェイを対角に使うって正解?

私はかつてこのような記事を書きました。

ボールは真っすぐ飛ばないもの。どんなにがんばっても曲がるのであれば、常に一定の方向に曲がるように練習しましょう、という話です。

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アナタがもしフッカーであれば、ボールの飛び方は「3」「6」「9」です。しかし捕まりが悪いと右に飛び出して右に曲がる「1」=スライスの危険性をはらんでいます。

左から右へ打つ

アタナの狙いを確認しましょう。フェアウェイを対角線に使うため、左から右へ打とうとしましたよね。確かに曲がる方向がプロみたいに一定であれば、この方法はいいと思います。しかし私たちはアマチュア。右に出ることだってあります。

オススメはフェアウェイを対角線上に使うのではなく、直線的に使う。より厳密にいうと、直線に狙って曲がるボールを打つ、となります。図で示すと以下の通りです。

右から直線で打つ

左に曲がりがちな人の致命傷は右に曲がること。そのために右への可能性を少しでも減らしたい。左サイドに構えると右が広く感じますが、右サイドが視野に入るが故に右に飛ぶ可能性が高まります。一方、右サイドに構えると右が視野に入らないために左への意識が高まり、より打ちやすくなるという理屈です。ドライバーの経験を重ね、ボールの曲がり方が整えば(「1」が出る頻度が下がってくれば)、フェアウェイキープ率も高まってくるでしょう。

もちろん右サイドに立っても「1」のようなスライスが出る可能性を「0」にはできません。要は確率の問題なのです。

ティーイングエリアに潜む数々のワナ

コースは簡単にスコアを出させないため、数々のワナを用意しています。距離が短いとグリーンの傾斜が強めだったり、ティーショットの落とし所にバンカーを配したり。同様にティーイングエリアにもワナが仕掛けられています。

左向きのティーイングエリア

代表的なものをいくつかご紹介します。まず最も多い(と個人的に感じる)のは、ティーマークの向きがめちゃめちゃになっているホールです。ティーイングエリアを示す白だったり青だったりの目印と垂直の方向が狙うべき方向だと考えがちです。しかしマークを目印に垂直に構えて打つと、バンカーなどのハザードに一直線というホールも少なくありません。

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一番やっかいなのは、ティーイングエリアそのものが緩やかに傾斜しているケースです。例えば前足上がりになっていると、クラブが外から入りやすくなり、普段フックを打つ人でもスライスボールが出やすい状況といえます。そういうホールに限って右サイドがOBになっているケースだってある。ティーイングエリアがアナタに向けて仕掛けた巧妙なワナのひとつです。

ティーショットのミスは防げるミス

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スコア80台を目指すアナタは、ドライバーのチョロやダフリなど大きなミスは侵さない人だとお見受けします。基本的にドライバーショットは2打目が普通にスイングできる場所にあればOKです。しかし一方で、夏場など芝が長くなる季節にフェアウェイとラフでショットの精度に差が出るのも事実です。

ただ漫然とティーアップして打つのではなく、立つべき位置、狙うべきライン、コースがアナタにしかけたワナをよく確認してから打っていただきたい。そもそもティーイングエリアは、ゴルフという競技で唯一、自分で打つ場所が決められる特別なスペースなのですから。

ティーショットのミスは、準備次第で防げるミスである。

この記事を通じてアナタにお伝えしたかったことは以上です。次のラウンドでぜひ実践してみてください。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。私自身は単なるサラリーマンゴルファーでしかないのですが、アマチュアなりに気が付いたこと、感じたことを書かせていただいております。引き続きのご愛顧、よろしくお願いいたします。

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