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埼玉県の有権者はいつも完全に舐められているので、今回だけはN国の立花孝志候補に投票をした方がいいと思う三つの理由☆参院埼玉補選☆

 4期16年と埼玉県政を担い、完全無所属との触れ込みで補選に立候補した上田きよし候補とせっかくなった参議院議員を74日で辞めて(立候補による自動失職)NHKから国民を守る党の党首 立花孝志候補との一騎打ちです。

 日本経済新聞は10月9日付け社説で与党が候補者を立てないことと立花氏のくら替え出馬を脱法行為、N国に投票した有権者の責任も重大であるとして強く批判しています。この社説を読む限り、無所属候補のサポートをしたいという思惑を超えて、参院選にN国に一票を投じた有権者に対し恫喝に近い形で日経が過去聞いたことがないくらいの独自の主張を訴えています。これには私もびっくりしました。

 というわけで、既得権益側が強くN国を恐れているのがよくわかりましたので、なんじゃらほいと埼玉県と補欠選挙に注目することとなりました。

 私は北海道に40年住んで、議員秘書として議員会館で働きだして2年、それから4年たった現在までの6年しか東京に住んでいないので埼玉県の地理、裏事情などにはそれほど詳しくありません。その辺を差っ引いてご理解ください。

それでは理由にまいります。

理由その① 22億の予算があれば、1200人いる埼玉県の全待機児童の8割以上を一年間解消することができました。ちなみに過去10年間の越谷市の水害の被害総額は78億円とのことです。公金を使った議席の取り換えっこを有権者は許してはいけないのではないだろうかというのが第一の理由です。

 大野知事が出馬表明後も辞職時期を延ばしたために、補欠選挙のために22億円の「余計」な出費となることが決定しました。それにも関わらず日経新聞は無批判で観測記事を出しています。内容は冒頭にあげた社説のトーンとは大きく違いますが、社説の題名にあるような「有権者に失礼な参院埼玉補選」とはこちらの記事の題名がふさわしいと感じます。

 公金を使った議席の取り換えっこが計画性の高いものであったと疑われるとともに、完全な出来レースをより完璧にするための入念な観測記事を出しています。この記事によって埼玉県の有権者に対して、これって異常なことではなくて普通のことなんですよ~と布石を打っており、この時点で22億円余計にかかることが決定したのにも関わらず、どこの政党も争点にしないという現象は埼玉県かの有権者が完全に舐められていることの表れです。

 理由その② 16年間の上田県政は官公庁労組を向いた緊縮型だった。その前の土屋元知事の積極的な公共事業の反動で政治的な利益を重視し、必要な公共事業を怠ってきた。またそれをカバーするための行革においても正規職員の待遇に手を付けることなく、非正規雇用を増やすなどして、既得権益側に有利となるよう働く者同士の身分差別、格差拡大を助長した。

 上田さんは政治家として立派な方だと思いますが、7割の方が投票に行かない埼玉県ではやはり少し歪んだ政治を行わざるを得なかったと感じます。

 ここでいう政治的な利益というのは県財政の悪化を一番嫌がるのは官公庁の労働組合です。彼らの待遇を守るために非正規職員に過大な負担が強いられたと予想します。同じ仕事をしているのに、一方の正規職員は終身雇用、2000万の退職金、そして安心できるレベルの年金、もう一方の非正規職員は臨時雇用、退職金なし、年金も国民年金が主、この待遇格差を利用して、以前は正規職員がやっていた仕事を非正規職員にシフトしていきました。

 このように、大野知事はできるだけ有権者は政治に無関心でいてくれたら有難いという既得権益側と官庁の労働組合に配慮し、防災事業を復活されるよりも上田県政と同じく緊縮型を取り続けるでしょう。今回の台風19号で埼玉県は4000ヘクタールの被害が出ました。働く人の味方といいながら、官公労組正規職員中心、東京中心の県政を行っていた既得権益側に一泡吹かせておかないと今後も埼玉県の生活は良くならないというのが二つ目の理由です。

理由その③ 埼玉県から日本をひっくり返すことができる。こんなチャンスはそうそうありません。

 ひっくり返すというと大きなエネルギー、革命やデモが思い起こされますが、デモで世の中が変わることもあれば、変わらないこともあります。スペインや香港、国会議事堂前などでも規模の差こそあれ、社会を変えようと若者たちが頑張る姿が見受けられます。ただデモが盛り上がるところは選挙のないところです。選挙があるところでは、選挙で世の中をひっくり返すことができます。 

 上田さんが勝っても世の中は変わらないでしょう。ただ立花さんが勝利すると日本がひっくり返ります。投開票翌日、お茶までテレビを付けると万歳三唱ではなく、ぶっこわぁーっす!から始まるニュースが飛びこんで来た時、おそらく日本全国お茶を吹くでしょう。埼玉県の有権者に対して誹謗中傷があるかもしれません。ただ、今回の埼玉参院補選での投票というとても小さなエネルギーで日本をひっくり返すことができるチャンスはそうそうありません。通常であれば地方選であれ、国政選挙であれ周りに埋もれてしまいます。

 上田さんの前の知事、故土屋義彦元知事の評価は様々ですが、私がそれいいなぁと思ったことに彼の強固な埼玉ナショナリズム志向があります。そして今、地元愛を強く持ち、東京と比して遜色ない埼玉を作ろうとした故土屋元知事の思いは上田さんの4期16年の県政で跡形もなくなったように感じます。

 既得権益側が埼玉をよくしようとはあまり感じない中、しがらみのない立花さんが勝利すると東京中心できた人たちが目の色を変えて、埼玉に住む方々へのコミットメントを高めるでしょう。少なくとも平沢勝栄氏が上田さんの応援演説でお話したように「二階幹事長に言われたから来た。昔からの友人だから」などというような横柄な演説にはならず、「自分の地元、葛飾区が水没しなかったのは埼玉にある水門が守ってくれたからです。そのためにはなんでもします。感謝してます。よろしくお願いいたします。」くらいは言うようになるのではないでしょうか。

 と、今回の参院埼玉補選ではN国の立花さんに投票する価値があるという三つ理由あげてみました。最後にN国に対する私の感じたことをあげておきますので参考にしてください。

 私自身、選挙ウォッチャーでもありますので、立花さんのことは摂津市で立候補された時から気づいていました。それから町田での選挙が惜しくて、船橋で当選した時はおお♪と喜んだものです。その後の都知事選からは予想が全くつかず、近寄りがたいというイメージとなってしまったのですが、今回の選挙で私が反省することが多く、感じたところを書いていきます。

 ●立花さんの演説は面白い

 私の立花さんのイメージは、なんかエロい、ちょっと怖いなどと感じていましたが、実際に近くで見ていると、とても有権者を大事にしているということを感じます。演説自体もまともな話が多く、内容もわかりやすく面白い、終わった後も写真、動画撮影に気軽に応じ、有権者から質問が出なくなるまでしっかりと接しています。このような活動は非常にエネルギーを消耗しますし、そもそも才能がないとできるようなものではありませんが、繰り返していくとやればやるほど支持が高まると強く感じました。

 ●N国はしっかりと組織だった活動ができている。

 一般的に選挙というのは候補の周りだけ盛り上がり、候補から離れたところにいる運動員はとても寂しい思いをしたり、何もしないなどという運動員が出てきますので、全体のモチベーションの維持に大変気を使います。一時ちょっと極端な人たちがいらっしゃいましたが、現在のN国党の地方議員はとてもまともな人たちが多く、候補のいないところでも極めて高いモチベーションでの活動が維持されています。このようなことは党の有権者に対する統一された姿勢として、とても高く評価できます。

 ●N国の主張は正しい。

 ここが多くの人たちとの見解が分かれるところかもしれませんが、現実問題として、NHKの集金人が相当な狼藉を働いていることがよくわかる場面に多く出会いました。そういった狼藉を働く人は、その人を見て態度を変化させている(弱そうな人だけに強くでるってことね)と感じますので中々一般的に周知されるような状況ではありません。またNHKから収納業務を委託された会社は、細かく分社して訪問販売事業を併設しているところもあります。これってプライバシーとかどうなってるんだろ、、、という事例も見受けられますので、現状の方針をNHKが取り続ける限り。ちょっと誰にもわからない無茶苦茶なことが放置されているようです。今後も放置するという雰囲気ですのでN国は消えるようなことはないでしょう。

 ☆注意事項☆

 じゃあ全力で応援したいという方たちへの注意事項として、よくありがちなのは家族や友人にN国に入れて!なんてお願いする場合です。相手がそれどころではなかったり、逆に貴方大丈夫?と心配されるかもしれません。そんな時の取り扱いを間違えると人間関係にひびが入ることがありますので、相手の事情を考えないで支持を押し付けることなく、まずは家族や恋人、友人を大切にしてあげてください。どこの政党、候補であってもそうですが、自分よりも政党や候補が大事にされていたり、信頼されていたりするとその党や候補に対して不信感を持つものです。選挙でデートをドタキャンなんて誰も理解してくれないでしょう。自分はどこそこ支持だけど、私にとっての貴方はそんなのはどうでもよいくらい大切だというスタンスで臨むくらいがいいんじゃないかなぁと思います。参考にしてください。

                              飯田佳宏

 


 


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