内村光良という天才

今日(7月22日)は、ウッチャンの59歳のお誕生日です。

そんなウッチャンの魅力について語りたいと思います。

お笑いの沼

私がお笑いにハマったのは小学5年生の時だった。

ある日 私が暇にしていたら、母が好きだった「笑う犬」シリーズのことを教えてくれた。コント番組である。1998年から2003年までレギュラー番組として放送され、2008年と2010年には特番があった。

「笑う犬」の映像を見始めて、私はすぐにハマった。


まず、オープニングがオシャレだった。
出演者がスウィングジャズの生演奏に合わせて踊りながら階段を降りて、スタンドマイクに向かって一言ボソッと言うのだ。

こんな番組見たことない!

階段から降りてくるのは、1人だったり2人だったりトリオだったりする。その組み合わせも毎回違うので「今回は誰と誰が一緒に降りてくるんだろう!?」とワクワクした。特に、おじさん達のダンスしている姿は可愛らしかった。

出演者は、お笑い芸人だけでなく女優さんもいる。全員が一丸となって全力でコントをしている。お笑い芸人ではなく、皆がコント職人なのである。

その中で、私の中で1番輝いて見えたのが内村光良さん、愛称・ウッチャン。

「笑う犬」で数々のコントを作ったのが彼だ。ウッチャンの作ったコントを見ていると、「笑う犬」という番組をどれだけ愛していたか伝わってくる。

笑う犬とLIFE!の共通点

十数年後、NHKで「LIFE!」というコント番組が始まった。ウッチャンがメインで作り、芸人や俳優さん達と共に作り上げる番組である。

私が、「笑う犬」と「LIFE!」を見て気づいたことは、ウッチャンが『違う人がこの役をやってみたらどうなるか』をやりたがっていることだ。

「笑う犬」のトークコーナーで実際にこの話をしていて、コント「アナウンサー学校」でホリケンの代わりにウッチャンが演じた。

「LIFE!」でも「違う人がこの役をやってみたらどうなるか気になる」と提案していた。実際に、コント「妖怪・どうしたろうかしゃん」でムロツヨシの代わりに中川大志が演じた。

この様に、ウッチャンは「誰かがこの役をやってみたら面白そう」と常に考えているのだと思う。ドラマや映画でもそう思うことがあるが、なかなか難しい。でもコントなら可能だ。コントだからできることなのかもしれない。ウッチャンの、常に周りを見ている姿勢に驚かせられる。

しかし、ドラマや映画同様、やはりコントの役でも「この役はあの人しかいない!」という声が多かったからか、役の交代企画はあまり続かなかった。それもそれで良いと思う。なにより、挑戦し続けることが大事なのだ。

出会いへの感謝

ウッチャンの作るコント番組や司会を担当しているバラエティー番組を見てきたおかげで私は数々の推し達と出会えた。

「LIFE!」にレギュラー出演していた星野源。まだブレイク前だった頃の彼に出会えて本当に良かった。今では、私は毎週欠かさず星野源のオールナイトニッポンを聴いて、2023年6月から始まったYELLOW MAGAZINE+に加入した。星野源の音楽と文章と出演している作品が大好きになった。

「スクール革命」にレギュラー出演している知念侑李。ウッチャンが監督・主演を務めた3本目の映画「金メダル男」でもダブル主演をしている。知念くんが、2017年からプレゼンターを務めている「世界体操」をきっかけに体操にも興味を持った。今でも「スクール革命」は毎週観ていてレギュラー陣の仲の良さが伝わる「9アンサー」という企画がとにかく大好きである。

ウッチャンをきっかけに知った人や繋がった興味がたくさんある。私の視野がどんどん広がっていて、とてもありがたい。

新しい面白さと挑戦

ウッチャンは今もずっと新しいコントを作り続けている。「笑う犬」シリーズは終わってしまったけど、「LIFE!」は今も続いている。

コント職人も漫才師も、ある程度のキャリアを積み重ねていると創作活動を卒業することが多い。でも、ウッチャンは違う*。

挑戦し続け、もっと新しいものを取り入れて面白いものを探し続けている。1996年から2002年まで放送された「ウッチャンナンチャンのウリナリ!」で行っていたドーバー海峡横断部に続き、「世界の果てまでイッテQ!」では遠泳部の部長を務めている。なんてかっこいい人なんだ。

悲しい時も楽しい時も優しく寄り添ってくれるウッチャンの作るお笑いが私は大好きです。これからもたくさん面白いことをしてください!

改めて、お誕生日おめでとうございます。

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