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家賃より高いお絵描き道具を買った話。

※「raytrektab DG-D10IWP2」を買ったので、そのレビューを描いてたつもりがタダの絵描きの暴走記事になりました。長いです。
右側に3700文字とか出てます。勢いって凄い。

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去年からずっと欲しくて、お金を貯めていたのですが「もう少し、あと少しだけ貯めて買ったほうが安全だ」と購入には至っていなかったのです。

しかし。
この度、給付金が入ったことで貯金にも余裕が出たわけで。
Twitterのフォロワーたちにも
「買っちゃえ買っちゃえ!」「あなた未だにメインPCがWindows7のノートパソコンなんだから!」(※まだバリバリ問題なく動いてますけどね)
なんて背中を押されて、ものすごく久々に大きな買い物をしました。
家賃より高いし、なんなら今メインで使っているパソコンさんよりもお値段は上。
購入ボタンを押す手が震えました。だって送料込みで9万と少しなんだもの。

それでも、使っているペイントソフトは次の更新から動作保証OSから7が脱落するとの通知もあったわけで。
しかも現在絶賛リモートワーク継続中。通勤時間がないから、お絵描きの時間がたくさんあるのです。
ここで買わなきゃいつ買うのよ!と自分を叱咤し、ついに購入ボタンをぽちっとしました。

さて、前置きが長くなりました。
要はこの記事は、今回買ったタブレットのレビュー記事です。

今回購入したのはこちらのWindowsタブレット!

raytrektab DG-D10IWP2

もともと、私がPCに向かって絵を描く元気がないのを見かねたフォロワーから、raytrektabの8インチ(DG-D08IWP)をお借りしていたということもあり、描きやすさは安心なはず!と思って決めました。
PCも普段からWindowsなので、CLIP STUDIO PAINT EXの永久ライセンスもそのまま使えるのもポイント。

貯金的にはiPad Proとも悩んだのですが、あちらはCLIP STUDIO PAINTが月額課金制のタイプしかないのと、ペンが別売りかつ充電式…。
充電式だと、描きたいときに充電切らしてる~とか、描いてる途中で充電が~!なんてことが、私だったら絶対起きるな…と思い、候補から外しました。
raytrektabはペンが電池レスなので、タブレットを起動してソフトを開いてしまえば、ずっと描いていられるのが良い…!

し、しかもOSがWindows10 Pro!!
メインPCよりサブPCのOSが新しい!ちょっと笑えますね。
CPUがPentium Silver N5000なので、そこだけメインPCが上かな?(メインPCはCore i5。買ったのが19歳の頃と考えると、当時のノートではいい方だったかも)

スペックなど、もろもろのことは、先人たちが検証した記事などがネットの海にありますので、ここからは単純な感想(というか嬉しすぎて暴れ狂う様)になります。
どうぞ絵描きが狂い踊る様をご覧ください。文章もたぶん理性を失う。

■注文から1週間もせずに到着。

発送からは3日ぐらいで着いた記憶があります。
なんと始業少し前に配達きてくれた!

――やっぱタブレットとはいえ、そりゃ箱はデカいですわな。

タブレットPCの入ったドデカい箱を横に置きながらお仕事開始。

音声通話必須の業務があり、ひと段落したときに
「近状報告いい?今朝、お絵描き特化のタブレットPC届いたんだよ~!」
なんて同僚に報告してました。聞いてくれてありがとよ……。
(『これでアサツキさんの創作活動がさらに捗るんですね!』って言ってくれました。やさしい)

とりあえず、休憩時間までお仕事頑張って、いざ開封!

うっひょおおおおおお箱KAWAII~~~~~~~~~~~~!!!
今回は、三菱鉛筆9800デジタイザペン /カバータイプキーボード付属モデルとのことなので、
・本体
・手書き風保護フィルム
・付属のデジタイザペン
・三菱鉛筆9800デジタイザペン
・専用カバータイプキーボード
・ACアダプター
などが入っております。詳細は上のほうに貼った公式サイトにてどうぞ。

■カバータイプキーボード

Bluetoothタイプではないので、お絵描きしながら使うのは厳しいかな~という感じではありますが、そもそも私は普段からショートカットを使わないので、作画中はキーボードがいらなかったりします。
タブレットだと指でポンってタップできるから、なおさらいらないかも…。
などと言ってはおりますが、あくまでも作画中は必須ではないだけ!
キーボード自体は必要です。出先で文章書くときとか、漫画の台詞を打つときはむしろ無いと困りますね。

キーボードをつけるとこんな感じ(※メインPCの壁紙は気にしてはいけません。あ、ちゃんと公式配布のやつです)
あと、このキーボードで嬉しかったのはタッチパッドがある点!
地味に便利なんだ……キーボードだけで操作できるの……。

■起動してみる

あ~!!プライベート端末で初めてWindows10 Proの画面見たよぉ~(号泣)

ちなみにraytrektabは8インチも含めて廃熱がちょっとあれなのか、あっつ!!ってなるレベルでほかほかホッカイロになりがちです。
とあるブログ様で
「ダイソーとかで売ってる滑り止めをスタンド代わりにすると、丸めた部分調整したら角度もちょうど良くて、熱さもマシになる」
という情報が書かれていたため、採用させていただきました。だいぶマシになる~!ありがたき!!

と、一旦ここまでで休憩時間に触るのはストップ。
終業時間まで仕事を頑張り、終わったあとで実際にペンを触ることにしました。

■ペンの描き心地

仕事が終わってアフター5!!今宵のお相手はraytrektabちゃんだよ!!!

……で、今回はクリップスタジオにデフォルトで入っているブラシで描き心地を比べてみます。
使用ブラシは「リアルGペン」です。

まずはデフォルトのデジタイザーペンから。
こちらはだいぶ軽量で、細身ですね。ノック式ボールペンみたいなタイプで、ペン先を収納できます。
芯が変えられないらしいので、これは予備扱いかもしれない……とは思いつつ、やっぱり描き心地は試しておかねば。

悪くはないですが、ちょっと設定で調整いれたほうが良さそうかな~という感じ(※クリスタの筆圧感知は公式推奨設定に変更済みです)
アナログでハイテックとか、マルチライナーをメインで使ってた人は描きやすいのかも!

お次は三菱鉛筆9800デジタイザペン。

――握った瞬間にしっくり来ました。君が運命の人だったのね……!(※違います)
普段から鉛筆で落書きしてるからだと思います。
握ってる感触が鉛筆なので安心感がある……!

うわあああああああ!!描きやすうううい!!
ひゃっは~~~!!思ったとおりの筆圧で線が引けるぜええええ!!
それワーッショイ!!ワーッショイ!!

これにはアサツキの脳内小人も太鼓を叩いてダンシング。飲めや唄えの大宴会が開催されました。脳内だけどな。

■というわけで実際に落書き。

三菱鉛筆9800デジタイザペンをメインで使うことを決めたので、さっそく落書きをしてみました。

とりあえずクリスタにデフォルトで入ってる「リアル鉛筆」で下描きまで。
やっぱりアナログみたいな感覚で、画面に直接描けるのっていいですね。描きやすい。

下描きが終わったら「リアルGペン」に切り替えてペン入れ。
デジタルだと線画は結構きっちり隙間なく閉じるタイプなので、思ったところに線が引きやすいのは本当にありがたい。だいぶ作業速度がアップしてます。
ペン入れが終わったらバケツツールで黒ベタ塗って、リアルGペンで書き足し(上の写真はこの段階のものです)

そして満足したところで書き出したのがこちら。

あ~~~~めっちゃ描きやすかったぁぁぁ!!!
あ、彼女はぱっと思いつきで描いたので、名前はありません。
raytrektabで描いたから「レイちゃん」とかどうだろう。
いやそれ推しの某美少女戦士の本名じゃん。

■最後に

そんなこんなで、途中からトチ狂った絵描きの暴走を見守るだけの記事になってしまいましたが、お付き合いくださりありがとうございます。
振り落とされなかった人はきっと神様か何かなのだと思います。

ずっと欲しかったタブレットを、本来別売りであるキーボードや鉛筆デジタイザーペンまでセットで76,667 円(+税)のタイミングで購入できたのは本当によかったな、と感じています。
お絵描きするのには申し分もないし、サブPCとしても充分役割を果たしてくれそうです。
実際、昨日3ページぐらい、A5サイズグレースケールで漫画原稿やってみたけど問題なく動いておりました。ありがたや~!

普段、メインの環境がWindowsだよって人にはサブ機として充分おすすめできるかな~と。ただ、プロの方が仕事で使用する……となると、ちょっとまたスペック不足であるのは否めないとは思います(お仕事で使用されてる方もいらっしゃるので、各々の作画方法などにもよりけりかと!)

この記事が、iPad Proとどっちにしようか悩んでいたり、raytrektabに興味があるけど一歩を踏み出せない人にとって、参考となりましたら幸いです。

なったらいいな。途中から好き勝手に暴走し始めたから自信は1ミリもない。

買ってよかった「raytrektab DG-D10IWP2」!!!

※終わりに製品名を叫んで検索キーワードとする姑息な手段。

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