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一弦と一流: Begin Again (はじまりのうた)

一弦のような声、一弦のような人生。

最高のスタジオでミックスされた音楽は綺麗で、強く、完成度が高い。だから全国に世界に広がる。
一流が集まって、一流のスキルを駆使して、一流に仕上げる。

仕事も同じだ。
一流の戦略コンサルタントは一流の企業で作り上げた一流の戦略を披露する。一流の建築家は一流の企業とともに一流のビルを建てる。
そのストラテジーは、そのビルは、隙がなく堅く強く大規模で影響力が大きい。

Begin Againの描く物語は逆だ。
ギターでいう一弦のような生き方を描いた作品だ。

細く、儚く、魅力的
実際の一弦のようにすぐに切れるかもしれない。
ただ強くはないが、したたかかもしれない。

しかし映画自体は一流だ。キーラ・ナイトレイにアダム・レヴィーン。
実際には一流のスタジオで作成され、ハリウッドで公開されたのだろう。
脚本も、埋もれていた超一流同士のやりとりから生まれる火花による(儚いが) 成功の物語。

では、

二流はどう生きるか
一流と同じ方法で一流を目指すか。
一弦に拘るのか。
超一流を目指しておちるか。
二流のまま、「自分らしく」などと語るのか。








本当に一弦でありたいのか。
本当は一流でありたいのではないか。





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